銀だら西京焼き弁当
高校生のときに、親父が作ってくれるお弁当の大定番だったのがこの銀だら弁当。
親父のは、ご飯の上にガツンと銀だらがのっている豪快なもので、
西京漬けのタレがご飯にしみてえらいおいしかった。懐かしい味わいを思い出しながら。
◆材料:2人分
銀だら西京焼き 全量
鶏そぼろ切り干し大根 適量
豆苗の梅あえ 適量
卵焼き 2切れ
梅干し 2個
福神漬け(市販) 適量
温かいご飯 適量
◆詰め方
1 お弁当箱の2/3にご飯を詰める。鶏そぼろ切り干し大根を左端に、豆苗の梅あえを右端に詰め、間に卵焼きを詰める。
2 副菜をとめるように銀だら西京焼きを横におく。ご飯の上に梅干しをおき、端に福神漬けをのせる。
銀だら西京焼き
◆材料:2人分
銀だら 2切れ
塩 少々
A[みそ100g、酒・砂糖 各大さじ2]
1 銀だらは両面に軽く塩をふり、30分おく。出てきた水けはふく。
2 1をバットに入れ、Aを混ぜ合わせて全体にぬりつける。冷蔵室で1〜2日おく。
3 みそをふき取り、魚焼きグリルまたはフライパンで焦がさないように両面焼く。
鶏そぼろ切り干し大根
◆材料:作りやすい分量
鶏ももひき肉 100g
切り干し大根 30g
にんじん 50g
しいたけ 2枚
A[だし汁 1と1/2カップ、しょうゆ・みりん 各大さじ2、砂糖 大さじ1]
粉山椒 少々
サラダ油 大さじ1
1 切り干し大根はさっと洗ってから水に30分ほどつけてもどす。水けをしぼり、食べやすく切る。
2 にんじんは5cm長さのマッチ棒くらいの細切り、しいたけは石づきを落として薄切りにする。
3 フライパンに油を熱し、ひき肉を炒める。ほぐれたら1と2を加え、油がなじむ程度に炒める。
4 Aを加えてひと煮し、弱火にして10分ほど煮る。煮汁が少なくなったら全体を混ぜ、火を止めて山椒をふる。
豆苗の梅あえ
◆材料:作りやすい分量
豆苗 1 パック
梅干し(塩分10%くらいのもの) 2個
A[サラダ油 大さじ1、しょうゆ・みりん 各小さじ1]
塩昆布 5g
白いりごま 大さじ1
1 豆苗は根元を落とし、3等分の長さに切る。
2 梅干しは種を取り、包丁でたたいてペースト状にしてAと合わせる。
3 ボウルに1、2、塩昆布を入れ、さっとあえて白ごまをふる。
【著者プロフィール】
笠原将弘
東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」マスター。一男二女の父でもある。テレビをはじめ、雑誌連載、料理教室、イベントなどで幅広く活躍。著書に『鶏大事典』『超・鶏大事典』『実は、一菜でいい。おいしいおかずが一品あれば、それで充分という提案』(すべてKADOKAWA刊)など多数。
著=笠原将弘/『笠原将弘の 毎朝 父さん弁当』