もし自然災害に遭ったらどうする? 避難所生活で妊婦や乳幼児のママが気を付けたいこと

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いつ起こるのか分からないのが自然災害の怖さ


災害大国である日本では、台風による豪雨や火山の噴火、地震などで、毎年、たくさんの人が避難を余儀なくされています。この夏も、7月に起きた九州地方の豪雨では、多くの人が避難所で過ごしました。避難所生活でとくに気を配りたいのは、妊婦や小さなお子さんの健康状態です。

この記事では、東日本大震災を機に、厚生労働省が平成23年4月にまとめた「避難している妊産婦、乳幼児の支援のポイント」をもとに、妊婦や乳幼児が避難所生活で気を付けたいことに触れていきます。

 

崩れやすい栄養バランスは栄養補助食品でサポート


妊婦さんはむくみやすいため、ふだんから塩分を摂り過ぎないように産院から指導されています。しかしながら、避難所では非常食やレトルト食品を食べることが多く、どうしても塩分過多・ビタミン不足になってしまいがち。おにぎりやパンなどの炭水化物が多くなり、野菜やたんぱく質、食物繊維などが不足することで、栄養バランスが崩れてしまうのです。避難所ではどうしても生鮮食品が不足しがちなので、栄養補助食品の利用も検討してみましょう。

飲食以外の部分では、すぐに横になれるスペースが欲しいところです。体が辛いときは、すぐに休める環境が、妊婦さんには必要なのです。

【写真を見る】非常食のお世話になる機会が増える避難所生活


 

体が小さい赤ちゃんは水分の補給を欠かさずに


乳幼児は、とにかく水分補給が大切です。体が小さく脱水症状を起こしやすいため、水分を優先的に与えてあげましょう。母乳育児の場合は、ストレスや栄養不足からお母さんのお乳の出が悪くなることもあります。そのため、乳児には粉ミルクも併用して与え、母乳育児を補助したいところです。また、避難所では、ミルク用のお湯が用意できないケースもあります。そのときは、お湯で殺菌できないので、きれいな水でミルクを作り、1回ずつ処分しましょう。

赤ちゃんは体温が失われやすいことから、保温にも気を配ることが必要です。新聞や布団でくるんだり、抱っこしたりして温めてあげましょう。逆に気温が高いときには、衣服をゆるめたり、着替えさせたりして、熱中症に気を付ける必要があります。そのときの気温に注意して、適切なケアをしてあげることが大切です。なにかと不便な避難所生活ですが、周囲の妊婦さん、赤ちゃんに気を配りながら、支えあって過ごしたいですね。

 

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<材料>(2人分)

とりささ身…2本(100g)

なす…1個

さやいんげん…5~6本

生しいたけ…2~3枚

切り三つ葉…1/2パック

油揚げ…1枚

そうめん(乾)…2束(200g)

だし汁…5 1/2カップ

・酒、塩、しょうゆ

<作り方>

1.ささ身は筋を取って斜め細切りにする。なすはへたを取って縦半分に割り、斜め細切りに。いんげんは筋を取って3~4cm長さに切る。しいたけは石づきを取って薄切りに。三つ葉は2~3cm長さに切る。油揚げは縦半分に切ってから1cm幅に切る。

2.鍋にだし汁、なす、いんげん、油揚げを入れて火にかけ、煮立ったらとり肉を加え、塩小さじ1、酒大さじ1、しょうゆ大さじ1/2~1で調味し、とり肉の色が変わったらそうめんとしいたけを加える。

3.再び煮立ったら中火にして3~4分煮る。そうめんがやわらかくなったらどんぶりに盛り、三つ葉をのせる。

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