「ざるそば」のほうが高級?「もりそば」との違いを教えて!/子どもに話したい雑学(2)

「ざるそば」と「もりそば」の違い。どこで区別する?

世界一臭い缶詰は、納豆の約18倍、くさやの6倍以上のにおい!/頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学(1)
『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』2話【全56話】


「子どもの好奇心を高めたい」
「わが子に尊敬されたい!」
「日々のコミュニケーションの中でいろんなことを教えてあげたい」

そんな時に役立つのが、教養系雑学。親から子へ、この世の中をより深く知るための知識や知恵を日々のコミュニケーションを通じて伝えていくのは、昔も今も変わらず、大事なことです。
学校では教わらない“タメになるうんちく”を、子どもとの会話の中でさりげなく話してみましょう。コミュニケーションをとる際に必要な「教養」になるとともに、きっと子ども自身の「好奇心」をも刺激するはずです!

※本記事は多湖 輝監修の書籍『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』から一部抜粋・編集しました。


ざるそばともりそばの違いは海苔の有無だけ!?


そば屋の定番メニューといえば、「ざるそば」と「もりそば」である。両者の違いは、多くは海苔が乗っているか乗っていないかだけなのに、ざるそばのほうが50〜100円も高いことがある。これはどうしてだろう。

じつは、これは昔の名残によるもの。当初はそばといえば現在のもりそばにあたるものだけだった。今と違ってゆでずに蒸したもので、安価な軽食として広まった。

しかし、そば打ち技術が発達すると、江戸時代中期にはゆでそばが誕生する。その元祖といわれるのが江戸・深川の「伊勢屋(いせや)」。茹でたそばを、当時主流だった皿やせいろではなく、竹ざるに盛って提供し、人気を博した。

もりそばに海苔をのせた「ざるそば」として売り出されるようになったのは明治以降のこと。値段に見合う付加価値をつけるため、当時高級だったみりんを使うなど、つゆももりそばとは違うものに改良された。この頃から、従来のそばを「もり」、新たな高級そばを「ざる」と呼ぶようになったのだ。

現在、多くの店では両者の違いは海苔があるかどうか程度になってしまったが、一部の高級店ではそばや汁にこだわったり、本ワサビを使ったりして差別化を図っているようだ。

監修=多湖 輝/『頭のいい子が育つ! 子どもに話したい雑学』

この記事に共感したら

Information

本ページはアフェリエイトプログラムによる収益を得ています

おすすめ読みもの(PR)

プレゼント応募

新規会員登録する

読みものランキング

読みものランキングをもっと見る

レシピランキング

レシピランキングをもっと見る

レタスクラブ最新号

レタスクラブ最新号詳細