新しい原料原産地表示制度がスタート! 見るべきポイントはどこ?

#食   
ハムやソーセージに使われている豚肉の産地、気になりませんか?


ハムやソーセージ、お菓子などの「加工食品」。「食の安全」があらためて注目される昨今、そういった食品類の原材料の産地が気になる方も多いと思います。そんな中、平成29年9月1日より、すべての加工食品で原材料の原産地を表示する新たな制度がスタートしました。

平成34年の3月末までは移行期間となっていますが、今後は新しい表示方法の加工食品を目にする機会が増えることが予想されます。そこで、新制度ではどのような表示がされるのか、どういうところに注意すればいいのかを見ていきましょう。

 

原則は「主原料の国別重量順表示」


新制度では、すべての加工食品において、原材料の中で一番多く使われているものの原産地表示が義務付けられます。一般的なソーセージを例に採るなら、一番多く使われている原材料の「豚肉」が、どこの国のものかを表示しなくてはなりません。

また、複数の産地の原材料を混ぜている場合は、「国別重量順表示」といって、使われている量が多い順に表示するのが原則です。つまり、国産の豚肉が3割、アメリカ産の豚肉が7割使われたソーセージの場合、「豚肉(アメリカ産、国産)」という表示になります。

 

ちょっとくせ者?「製造地表示」とは


アンパンのような「原料として加工食品(この場合はあんこ)が使われている加工食品」は、話が少し複雑になります。


しかし、この新制度には例外が多くあります。その中でも、私たち消費者が特に気をつけたいのが「製造地表示」です。これは「一番多い原材料が加工食品の場合、その加工食品が作られた場所を表示する」というルールです。

たとえば、アンパンのおもな原材料であるあんこは加工食品なので、表示されるのはあんこの製造地になります。ここで注意したいのが、「あんこの製造地」と「あんこの原材料である小豆の原産地」は、同じではない可能性があるという点です。仮に中国産の小豆を原材料にしていても、あんこ自体が国内の工場で作られていれば、そのあんこを使ったアンパンは「あんこ(国産)」と表示されてしまうのです。

このように、厳密な意味で原産地がわからない問題点もありますが、全加工食品に表示が義務付けられたのは大きな進歩です。新制度を上手く活用して、私たちの食卓を、より安心感のあるものにしていきたいですね。

 

【関連レシピ】ソーセージ酢豚


炒め合わせるだけで完成の時短酢豚。

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<材料>(2人分)

ウインナソーセージ…4本

しいたけ…4枚

ピーマン…3個

ミニトマト…8個

合わせ調味料

 ・砂糖、酢…各大さじ2

 ・しょうゆ…大さじ1 1/2

 ・とりガラスープの素…小さじ1/4

 ・片栗粉…小さじ1/2

 ・水…大さじ4

・ごま油

<作り方>

1.ソーセージはキッチンばさみで斜め半分に切る。しいたけははさみで石づきを落とし、軸は手でちぎる。かさも4等分にちぎる。ピーマンは握り潰し、へたと種を除き、一口大にちぎる。

2.フライパンにごま油大さじ1/2を熱し、ソーセージとピーマンを約2分炒める。しいたけを加えて炒め、油がまわったら合わせ調味料、ミニトマトを加えて混ぜる。とろみがついたら火を止める。

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