子育て世代からシニア世代まで。便利な「食品宅配」を利用する世帯が増加傾向

#食   
シニア世代もタブレットやスマホから食材を注文できる時代に。


矢野経済研究所が9月に発表した「2017年版 食品宅配市場の展望と戦略」によると、シニア世代の食品宅配利用が増えてきているようです。年を取ると、買い物に行きお米や牛乳などの重い荷物を持って帰るだけでも一苦労。体の自由が利かなくれば、階段の上り下りだけでもしんどくなるものです。

そんな中、自宅で注文から発送の手配までできる食品宅配は、シニア世代の買い物事情を頼もしく支え始めています。

 

団地の上階まで届けてくれる宅配業者も


たとえば生協では、個別配送で注文すると、団地の上階でも玄関まで食材を配達してくれます。これなら重いお米や牛乳なども、玄関先から冷蔵庫へ運ぶだけで済むので便利ですね。食品宅配市場は、これまで子供に手がかかる子育て世代を中心に利用されてきましたが、こういった宅配ならではのサービスが、いまシニア世代からも注目を集めているのだとか。

また、地方では採算がとれないという理由で大型スーパーが撤退し、食料品の買い出しが大変なところもあります。車のある世帯は、それでもより遠くのスーパーへ買い出しに行けますが、免許を返納していたり、体が不自由だったりするシニア世代には、それはかないません。食品だけでなく、洗剤やティッシュといった生活必需品も届けてもらえる宅配事業は、不便な地域に住むシニア世代には欠かせないものとなっているのです。

【写真】自宅の玄関まで重い荷物を運んでもらえるのはありがたい限り。


 

食品配送だけじゃない!宅配事業者が担う役割


こうした需要を受け、最近では、宅配業者によるシニア世代向けの見守り事業や、生活支援サービスがつぎつぎと立ち上がっています。宅配業者は荷物を受け渡したり、買い物を代行して自宅へ届けたりする際に、利用者の安否を確認する「見守り役」を担えます。

宅配業者だからこそできる、新しい分野のサービスには、これからの高齢化社会に生かせる多くの可能性が秘められていそうですね。シニア世代の親と離れて暮らす人は、この機会に利用を検討してみてはいかがですか?

見守りサービスは離れて暮らす子世帯にとっては力強い味方。

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