安すぎる1円販売はダメ! 公取委が警告したスーパー2社による過度の価格競争

最近、野菜の値段が高い日が増えてきました。「毎日食べるものだから、野菜の値段は安ければ安いほどいい」と思っている方も多いでしょう。でも、度を越した安売りが法律違反になることはご存知でしたか? もやしなどの野菜を1円で売っていたスーパーが、公正取引委員会から「独占禁止法」に触れると指摘され、警告する方針を伝えられたのです。
なぜ安売りが法律違反になるのでしょうか? キーワードは「市場のルール」でした。
安売りの理由はお客を集めるため
問題が指摘されたのは、ライバル関係にあったスーパー2社です。これらのスーパーでは、もやしなど6種類の野菜を1円で売っていました。もちろん仕入れ値よりも安い値段ですが、それぞれがお客を集めるための目玉商品として、赤字を承知で売っていたようです。
しかし、公正取引委員会は、このような売り方は独占禁止法が定める「不当廉売」にあたるのではないかと指摘したのです。

過度の安売りは「ルール違反」!
不当廉売とは、仕入れ値よりも安い値段をつけた品物を、ほかの店が不利になるような形で売り続けることを指します。本来、スーパーなどの小売店同士は、市場のルールに基づいて価格競争を行いますが、仕入れ値よりも安く売るのはそれに反する行為。一部の店に掟破りの売り方でお客を集められると、ルールを守って商売をしているほかの店としてはたまりませんよね。そのため、独占禁止法では不当廉売を禁止しているのです。
たしかに、安いということは魅力的です。しかし、あまりにも安すぎる品物は、なんらかのズル、もしくは無理をしてその値段になっている可能性もあります。ただ「安ければいい」と思うのではなく、安さの理由を考える必要があるかもしれませんね。
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材料(2人分)
餃子のあん
・合いびき肉…120g
・おろしにんにく、おろししょうが…各小さじ1/3
・酒…小さじ2
・オイスターソース、ごま油…各小さじ1
・塩、こしょう…各少々
もやし…1/2袋(約100g)
餃子の皮…16枚
・ごま油
作り方
1.ボウルに餃子のあんの材料を合わせ入れ、もやしも加え、よく練り混ぜる。
2.餃子の皮1枚に1の1/16量をのせ、皮の縁に水を少量ぬって包んで閉じる。残りも同様に作る。
3.フライパンにごま油小さじ2を熱し、2を並べ入れて強火で焼く。焼き色がついたら餃子の1/3くらいの高さまで水を注ぎ、ふたをして3~5分蒸し焼きにする。水けがほとんどなくなったらふたを取り、水分をとばしてパリッと焼き上げる。
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