注目の食物繊維は?最新の情報にアップデートしよう!「腸活」のウソ・ホント

腸内細菌については日々さまざまな研究がされています。今回は、新たに判明した腸活食材や腸内細菌の最新研究&治療の情報をお届けします。ここでみなさんの腸活知識をアップデートしましょう!

教えてくれたのは…
▷内藤裕二先生
京都府立医科大学大学院教授(生体免疫栄養学)。専門は、腸内細菌学や消化器病学。講演会などを通して、健康長寿になれる腸の知識を広めている。『健康の土台をつくる 腸内細菌の科学』(日経BP)など著書多数。
腸活情報をアップデート! 腸活最前線編
腸活の効果が検査で分かる▶▶▶ホント
便を検査するとどんな腸内細菌がいるか分かる
腸活の効果は、スマートウォッチなどのウェアラブルデバイスで測れる心拍数や血圧の変動が安定するかで、見える化が可能。近頃は、便を検査して腸内にどんな細菌がいるか調べられるサービスも。定期的に利用すると、実践している腸活が自分に合っているか、確認できます。

「マイキンソー」は、国内トップクラス15万件の実績を誇る腸内フローラ検査サービス。便を採取して郵送すると、腸内環境の状態をデータ化。自分に合う食事や生活習慣のアドバイスももらえる。マイキンソー ¥19,800/サイキンソー 03(5309)2522
注目は"発酵性"食物繊維▶▶▶ホント
発酵性の食物繊維は腸内細菌が使いやすい

有用菌の餌となる食物繊維。これまで水溶性と不溶性に分けられてきましたが、近頃は「発酵性」がキーワード。というのも発酵性が高い食物繊維は、腸内細菌が利用しやすいからです。発酵性食物繊維は穀類や豆、オクラ、海藻類、いも類、きのこ類などに豊富です。
腸活にいい食事がやがてあなたの好物になる▶▶▶ホント
腸内細菌が味覚を変化させる!

腸内細菌は腸内で生き抜くために、自分が欲しい栄養素をとるよう、神経を通じて脳に働きかけているという説が有力。腸にいい食事を続けてるうちに、腸活食材が好物になるという好循環が生まれます。
腸内細菌で運動不足も病気も解消する▶▶▶まだ不明
現在は研究段階。実現の日は近い!?
運動すると特定の腸内細菌が増えます。その菌をマウスの腸に移植すると、移植していないマウスよりも長く走れたという実験結果が! ほかにも、健康な人の便を移植して腸内環境を整えることで、腸炎やクローン病などを治療する研究が進められています。
* * *
正しい情報を知った上でより効果的な腸活を実践して、元気な毎日を手に入れましょう!
イラスト/日江井 香 編集協力/及川愛子
文=徳永陽子
Information
<レタスクラブ 2025年2月号より>

▼『レタスクラブ ’25 2月号』はズボラさんでも続く「ゆる腸活」特集!▼
料理企画では、納豆、キムチ、ヨーグルト、麹などを使ったMizukiさんの腸活レシピをたっぷりご紹介! また、「腸活で花粉症って改善するの?」など、気になる疑問に答える腸活のウソ・ホント特集や、不安やイライラを解消する「おなかもみ」など、腸活が気になるという人は必見です。/1皿完結!「からだ整う食べるスープ」/身近な材料で作れる「最旬チョコスイーツ」/明日の自分がラクになる「予防掃除」/【とじ込み付録】ゆでるだけじゃもったいない!「ブロッコリーのおかずBOOK」/【毎号付録】献立の悩みから解放される!と話題の「献立カレンダー」/【大人気連載】オトナのNEWSは増田貴久さん登場!/コミックエッセイも多数!レタスクラブ2月号をぜひお楽しみください。
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