バッグの使い分けが大事? 身軽な「非常持ち出しバッグ」を持って避難しよう

「いざ、そのとき」のあらゆる災害から命を守る方法を伝授!
いつ降りかかってくるか分からない、自然災害や人災、事故などの被害。そんな「もしも」のときに備えておくべき対処法を教えてくれるのが、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんです。
数々のレスキュー現場で救助してきたレスキュー隊員だからこそ知っている、「災害対応のプロ」ならではの知識やテクニック。そのどれもが、子どもやおばあちゃんなど力が弱い人でも実践できるものばかり!
不測の事態が起こったときも冷静に対処できるように、親子・家族・友人同士みんなで防災意識を高めて備えておきましょう。
※本記事はタイチョー 著、みぞぐちともや イラストの書籍『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』から一部抜粋・編集しました。
災害が発生した直後は、身軽な「非常持ち出しバッグ」を持って避難しよう
「非常持ち出しバッグ」と「避難生活バッグ」を用意しておく
2種類のバッグの使い分けが大事!
災害時の備えとして防災バッグを用意しているご家庭も多いですが、用途に合わせて2種類の防災バッグを用意することが大切です。
一つは「非常持ち出しバッグ」です。災害発生直後、命の危険がある場合にすぐ避難できるよう、必要最低限のものだけを入れます。
もう一つは「避難生活バッグ」です。災害発生から1~2日後に使用する目的で、非常食などを入れておきます。避難生活が始まったときに取り出せるようにしておきます。

★非常持ち出しバッグの中身(例)

ライト、笛、モバイルバッテリー、ビニール袋、非常用トイレ、下着、救急セット、雨具、ヘルメット、マスク、アルコール消毒液、体温計、防犯ブザーなど(薬や生理用品、おくすり手帳、母子手帳、液体ミルクなど)
★避難生活バッグの中身(例)

水、非常食、非常用トイレ、簡易ベッド、ボディシート、トイレットペーパー、ロープ、着替え、マスク、アルコール消毒液、体温計、防犯ブザーなど(3日間~1週間分)
居住地域の災害リスク、小さな子どもがいるなどの家族構成、病気や障がいの有無に合わせてカスタマイズすることが大切です。
NG行動
✕災害発生直後に重たいバッグを持って避難する
地震発生直後、数日分の水や食料を詰め込んだ重たい避難生活バッグを持って避難することは危険です。重たいがために転倒したり、迅速に避難することの妨げになったりする恐れがあります。
助かる命を助けるために
・非常持ち出しバッグは玄関付近に置く
・避難生活バッグは屋外倉庫※などに置く ※家屋が倒壊しても取り出せる場所
著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』
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