様々なストレスを感じる避難所生活。少しでも不安要素を取り除くためには

避難所生活では様々な「ストレス」を緩和させることに努めよう

寝室を安全区域に設定! 地震の揺れを感じたら移動して「もしも」に備えよう/消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典(1)
『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』 7回【全14回】


「いざ、そのとき」のあらゆる災害から命を守る方法を伝授!

いつ降りかかってくるか分からない、自然災害や人災、事故などの被害。そんな「もしも」のときに備えておくべき対処法を教えてくれるのが、元レスキュー隊員で防災アドバイザーのタイチョーさんです。

数々のレスキュー現場で救助してきたレスキュー隊員だからこそ知っている、「災害対応のプロ」ならではの知識やテクニック。そのどれもが、子どもやおばあちゃんなど力が弱い人でも実践できるものばかり!

不測の事態が起こったときも冷静に対処できるように、親子・家族・友人同士みんなで防災意識を高めて備えておきましょう。

※本記事はタイチョー 著、みぞぐちともや イラストの書籍『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』から一部抜粋・編集しました。


避難所生活では様々な「ストレス」を緩和させることに努めよう

避難・被災生活:「避難先のウイルス感染防止策」を知る

「思いやり」が大事!

避難所生活では、次のようなストレスを感じやすいです。

1 不安・恐怖からくるストレス
2 日常生活とは異なることによるストレス
3 他人と生活するストレス

また、避難所には被災した多くの人々がやってくるため、インフルエンザウイルスやノロウイルス、新型コロナウイルスなどの感染対策にも注意する必要があります。飛まつ防止やプライバシーの保護など、少しでも不安要素を取り除くことが大切です。

★避難所でできる飛まつ感染対策

・他人との距離はなるべく2m以上空け、換気と清掃をこまめに行う
・他人との境にパーテーションを設置する(段ボールやブルーシート、ブランケットなどを利用する)
・咳をするときは咳エチケット(1. マスク着用、2. ティッシュで鼻と口を覆う、3. 服の袖や内側で鼻と口を覆う)を心がける

咳エチケットを心がける


NG行動

✕避難する場所を決めていない
災害発生後に避難場所や避難所を調べるのではなく、あらかじめ防災マップなどで確認しておきましょう。
また、密を避けるためにも複数の避難先候補を決めておき、臨機応変に対応できるようにしましょう。

✕お酒を飲んで大声で話す
避難所では、緊張やストレスを和らげるためにお酒を飲んで話したい人もいるかもしれませんが、他の人たちの迷惑を考え、思いやりのある行動が大切です。

助かる命を助けるために

バッグにマスクやアルコール消毒液、体温計を入れる

著=タイチョー、イラスト=みぞぐちともや/『消防レスキュー隊員が教える だれでもできる防災事典』

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