産地偽装や異物混入までわかる! 食品DNA鑑定で食の安全を守れ

京都府警は今年10月に、産地や品種の違うネギを京都産の「九条ネギ」と偽って販売したとして、販売会社の社長ら3人を逮捕しました。決め手となったのは、ネギの「DNA鑑定」。
この技術は現在、食品にも応用が進んでおり、さまざまなことがわかるようになりました。今後、もっと活用が進めば、食の安全を図る確かな方法の1つとなることも期待されています。
DNA鑑定で産地や成分を証明できる
人間や動物だけでなく、魚や植物など、すべての生物に組み込まれているDNA。同じ種類でも生息地によって違いがあり、詳しく調べることで品種や産地などを正確に判定できるのです。また、カビなどの有毒物質や、アレルギー成分が含まれていないかも調べられます。
現在、実際にDNA鑑定が活用されているのがお米。多くの米卸会社では、販売する前に米のDNA鑑定を行うことによって、異なる品種や古米などが混ざることのないように努めています

未来はDNA鑑定器で食中毒予防!?
消費者の安全性や品質、健康への意識が年々、高まるのにともなって、食品の産地や原材料などの表示義務化が進んできました。一方で、今回のような産地偽装や異品種・異物の混入、不正販売は後を絶ちません。
これからはDNA鑑定のような、信頼に値する科学的根拠の提示が求められるようになるのではないでしょうか。DNA鑑定なら、産地や品種の判別だけでなく、極わずかな成分でも検出できるので、アレルギー物質や異物、有毒物質などがまったく入っていないという確かな証明にもなります。
もっと技術が発展すれは、誰にでも気軽にDNA鑑定ができる機械が作られるかもしれません。目の前の食べ物に、有害な成分が含まれていないか判別できるようになったら、食中毒だって未然に防げます。
母親が子供に手洗いをうながすように、「食べる前に、ちゃんとDNA鑑定しなさいね」なんて言う未来が訪れるかもしれませんね。
【関連レシピ】とりとごぼうの炊き込みご飯
DNA鑑定で品種が証明されているお米を使えば、一層美味しく感じるかも!?

【材料】(2人分)
とりもも肉…小1枚(約200g)
ごぼう…1/2本
れんこん…1/2節(約100g)
万能ねぎの小口切り…2本分
米…2合
コクめんつゆ…大さじ4(材料は約2 1/2カップ分)
・酒…3/4カップ
・みりん…3/4カップ
・しょうゆ…1 1/2カップ
・昆布(10×10cm)…1枚
・削りがつお…30g
・サラダ油
【下ごしらえ】
1.コクめんつゆ。鍋に酒、みりんを入れて煮立て、アルコール分をとばす。しょうゆ、昆布、削りがつおを加え、再び煮立ったら弱火で約5分煮る。火を止めて、そのまま5分おいてこす。
【作り方】
1.米は洗って炊飯器の釜に入れ、水360mlを加えて約30分ひたしておく。ごぼうはささがきにし、れんこんは薄いいちょう切りにして水に少々放し、水けをきる。とり肉は1.5cm角に切る。
2.フライパンに油大さじ1/2を熱してごぼうとれんこんを入れ、しんなりするまで炒める。とり肉を加えて白っぽくなるまで炒め、コクめんつゆを回し入れて2~3分煮る。
3.1の釜に2を汁ごと入れ、普通に炊く。器に盛って、万能ねぎを散らす。
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