ラジオ体操には“第三”が存在していた! 高い運動効果で注目を集める幻の体操

#くらし   
1年半だけ存在した幻のラジオ体操とは?


ラジオ体操といえば、日本の国民的運動。誰でも一度は音楽に合わせ、体を動かしたことがあるのではないでしょうか。しかし、ラジオ体操に実は“第三”があることを知っている人は少ないはず。

幻の“ラジオ体操第三”とは…?


8月7日放送の「教えてもらう前と後」(TBS系)では、ラジオ体操を特集。かつて存在していた“ラジオ体操第三”が紹介されました。

ラジオ体操第三とは、1946年からわずか1年半だけ放送された“幻の体操”のこと。曲のテンポは第一・第二と比べて早く、動きはより大きくなっています。横の伸び運動は、両腕を大きく左右に振り回した後、膝を曲げながら腕を横に伸ばすといったダイナミックな仕様に。

現在注目を集めているラジオ体操第三。番組に登場した龍谷大学の安西将也教授はラジオ体操第三について、「心拍数が110から150で有酸素運動と同じ範囲」と説明してくれました。第一・第二と比べて第三は運動効果が高く、生活習慣病の予防などに効果が期待できるため注目を集めているようです。

番組には、男性の平均寿命が全国1位の滋賀県にある多賀町役場が登場。朝8時過ぎに役所の中を覗いてみると、職員の人たちがラジオ体操第三を行っていました。

幻の体操が紹介されると、視聴者からは「ラジオ体操第三、テンポはやっ!」「腕をすごい振り回しててヲタ芸かと思ったわ」「かっこいいから職場のラジオ体操を第三にしてほしい」「なんかとっても芸術的。楽しそうだったしマネしてみようかな」といった声が上がっています。

ちなみにラジオ体操第三が幻になってしまった理由は、「ラジオだと内容が全くわからなかったから」だそう。番組では実際に第三の音だけ流されたのですが「横 肩 上 肩 前 肩 横 下ろす」と早いテンポで言われ、どのように動かしたらいいのか全く不明でした。

ラジオ体操は4種類存在する!?


【写真】“みんなの体操”は誰でもできる気軽な体操


ラジオ体操には第一、第二、そして第三以外に“みんなの体操”と呼ばれる運動もあるのはご存知でしょうか。みんなの体操とは、ゆっくりとしたテンポで全身を十分に動かせるように構成された体操のこと。高齢の人や体の不自由な人でも気軽にでき、椅子に座ったままでも行えます。

みんなの体操は、立ったまま行う“立位”と座ったまま行う“座位”の2種類。どちらも8つの運動から構成され、体の各部を効果的に動かせます。狭い場所でも行えますが、全身の筋肉や萎縮しがちな筋肉を伸ばせるため血行促進に効果的なのだとか。

現代はラジオだけでなく、パソコンやスマホで動画が見られる時代。動画共有サイトにはラジオ体操第三や、みんなの体操のお手本動画もアップされているのでチェックしてみましょう。

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