どんな服をどんな基準で選び、どう着こなすのか。
服選びや着こなしには、良くも悪くもその人のすべてが表れます。
大切なのは、情報に振り回されすぎず、自分に合った自分らしい基準を持つこと。
基本を知ったうえで自分なりの基準があれば、服選びに自信が持てるようになります。
著書累計10万部という、人気ファッションアドバイザーで2児の母でもある日々理子さんによる『色合わせと着こなしの微差で一生おしゃれな人になる』から全20回までお届け。
今回は第8回目です。

♢♢♢♢♢♢♢♢

(画像左)シルバートートバッグ/シルバーの面積が大きいぶん、効果も絶大!クールな存在感が着こなしをキリッと引き締めて、スタイリッシュにしてくれます。(右)シルバーシューズ/足もとに軽さを加えたいけど何色にしよう?と迷ったときに頼りになるのがこれ。ハイヒールよりローヒールがいまっぽい雰囲気です。
シルバーアイテムはグレー感覚で使う
靴やバッグがきまりきらないとき、シルバーアイテムにするとすんなりきまることがあります。
メタリックな光沢感によって着こなしに軽さとキレが加わるからでしょうか。
おしゃれ度もアップするので、困ったときにはつい手に取ってしまいます。
ただし、シルバーならなんでもいいわけではなく、ややマットな質感のものを選ぶのがコツ。
変なギラつきがなく、上品な印象になります。
そして、投入するときは、1コーデにつき1点のみ。
また、ゴールド系の小物(アクセサリー、時計、ゴールドの金具がついたベルトやバッグ)とは一緒に使わないようにしています。
シルバーとゴールドのどちらが主役かわからず美しくないからです。
なお、シルバーは涼しげな印象なので主に春夏によく使いますが、年中使ってOKなカラーです。
著=日々理子