「自宅のミニマル化は小さな引き出しから始まりました」1日1捨 ミニマルな暮らしが続く理由(4)【連載】
「豊かな暮らし」とは、あふれるほどたくさん所有すること? 次から次へと新しいものがほしくなり、手に入れた途端、いらなくなることのくり返し。いつも何かをほしがり、ものに依存し、他人の視線や評価が気になって仕方ない「他人軸」な、こんな暮らしのままで、人生のままで……本当にいいの? ー真の「豊かさ」、そして「わたしらしさ」は……ものを手放した、その先にあった。ミニマリスト歴3年、ブログを始めてたった2年で、大人気カリスマミニマリストになったすずひさん初の著書「1日1捨 ミニマルな暮らしが続く理由」より、5回連載でお送りします。今回は第4回目です。
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ミニマルな暮らしを目指し、大量のものを捨て、一気に「なんにもない系」の家と化したわが家ですが、最初のとっかかりは、キッチンの小さな引き出しでした。
料理が好きなわたしにとっては、「1日の間にいちばん多く開け閉めする引き出し」とも言えるところ。
もともとは、ものだらけで、汚くて乱雑で、ちょっと恥ずかしいレベルの状態。
よく使う場所なのに、いや、よく使うせいで? 長年ちっとも片づかない「鬼門」だったのです。
すっきり暮らすことを決めたとき、わたしが最初に手をつけたのは、リビングやクローゼットなどの大きなスペースではなく、実は「キッチンの引き出し」。
集中して本気でとり組めば、10分もかからずに整えることができる小さなところです。
よく使う調味料に、ラップやアルミ箔、キッチンスケールや小さな調理器具……。
引き出しに納めるアイテムの色は、大好きな白、黒、透明、ステンレスカラーで統一。
美しく整えられた引き出しは、開けるたび、喜びでした。
快感でした。
ものが少ないこと、そして整うことの心地よさに、わたしは覚醒したのです。
1カ所きれいになると、ほかもきれいにしたくなる
家の中をすっきりきれいに片づけたい!と常々思っていても、あまりにもものが多すぎますと、どこから手をつければよいかわからない。
また、「家じゅうを片づける」ということが壮大すぎて、初めから腰が引けてしまったり……初めの一歩を踏み出す前に混乱し、気持ちが折れてしまう人は、きっと少なくない。
そんなときこそ。ぜひ、まずは「小さな引き出し」を片づけてみてください。
よく使うキッチンの、あるいは文房具の引き出しでもいい。
「きれい」の連鎖って、とても小さなことから始まる場合が多いんです。
たくさん抱えた安心は、不便さや暮らしにくさと紙一重
ちょっとした事務仕事や計算、宅配の荷づくりなどもこの引き出しだけでOK。
何かを探し、家じゅう歩き回るようなこともありません。
上の引き出しの写真をご覧になって、ものの少なさに、驚きますか?
でもね、たとえばこういった引き出しをいっぱいに埋め尽くしている人であっても、実際に本当に毎日使っているものって、意外と少ないものなのです。
この引き出し、こう見えて、およそ必要なもの、普通の1日の中で使いそうな文房具、ひととおりちゃんと揃っていることに気づきませんか?
筆記用具を収めたペンケース、ハサミ、電卓、セロハンテープ。リーディンググラスや荷づくりのビニール紐、ガムテープだって、ほら。文房具でも、その他のものでも、たくさん抱え込んでいる人って、それら全部が必要だと頑なに思い込んでいるだけで、実はほんの限られたものしか使っていないってこと、よくあります。
ひとりの人間が24時間の間に実際手にして使えるものの数って、そんなにない。
ミニマリストなわたしとまったくそうでない人とであっても、きっとそんなにかわらない。
著=すずひ/「1日1捨 ミニマルな暮らしが続く理由」(KADOKAWA)
Information
『1日1捨 ミニマルな暮らしが続く理由 』
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捨てることは生まれかわること。カリスマミニマリストの暮らしのすべて。ミニマリスト歴3年、ブログを始めてたった2年で、大人気カリスマミニマリストになったすずひさん初の著書。
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著者:すずひ
ミニマリストブロガー。楽天ブログ「h+and―I want to throw away」は、ブログ開始後、たった2年でライフスタイル部門及びミニマリスト部門でぶっちぎりの1位となり、以後、常に上位をキープし続けている
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