ちまたで話題のあの商品。その誕生には思わぬドラマがあるのです。今回は、パナソニックの「パーシャル搭載冷蔵庫」のヒットの秘密を、商品担当者に教えてもらいました。


【「クーリングアシストルーム」が、おいしくて早い「はやうま冷凍」を実現】

これまで冷蔵庫に求められてきた機能といえば、食材を鮮度よく保存することでした。しかし、最近では共働き家庭の増加により、作り置きのおかずや下ごしらえした食材をホームフリージングする家庭が増え、冷蔵庫に対するニーズも変化。「おいしく冷凍したい」という声が高まってきたのです。


そこでパナソニックが着目したのが、業務用の冷却機器。「ホームフリージングした食品に対して、『あまりおいしくない』というマイナスのイメージを持っている方も多いかと思います。かたや市販されている冷凍食品のレベルは、年々高くなっている。“いかにおいしく冷凍するか”を考えたとき、業務用レベルの急速冷凍(※1)を家庭用の冷蔵庫に取り入れられないかと考えたんです」(冷蔵庫商品課 森田尚見さん)。


業務用機器のポイントは、急速冷凍。ただし、早ければ早いほどいいというわけではないそう。「食品をおいしく冷凍するには、マイナス1℃~マイナス5℃の最大氷結晶生成温度帯をいかに素早く通過させるかがカギになります。ゆっくり通過すればするほど食品の細胞内の氷の結晶が大きくなり組織が壊れてしまうので、解凍時にドリップとともにうまみが逃げてしまいますし、逆に早すぎても細胞が壊れてしまう。おいしさと凍結スピードのバランスは、本当に繊細。分刻みで検証していく作業を繰り返し、約30分が冷凍前の組織にもっとも近い状態だという事実にたどりつきました」。


この“最大氷結晶生成温度帯の通過時間30分”の急速冷凍を実現させたのが、パーシャル搭載冷蔵庫に新搭載された「クーリングアシストルーム」です。通常の冷凍庫とは別の独立した部屋になっており、上部には専用ダクトと急冷ファンを設置。冷気を集中的に流し込み、従来比約8倍(※2)という大風量による急速冷凍を可能にしました。これにより食材の味わいと食感をキープできる「はやうま冷凍」が実現。「クーリングアシストルームに流し込んでいる冷気は、実は冷蔵庫全体を冷やすための冷気を一時ストップして出しているんです。冷蔵室や野菜室の食材をきちんと守りながら、クーリングアシストルームに冷気を回せる仕組みを作るのに、かなり苦労しました」。

企業の担当者に突撃!「話題のあの商品の開発秘密、教えてください」【パーシャル搭載冷蔵庫】編 画像(6/6) クーリングアシストルームはここ!
企業の担当者に突撃!「話題のあの商品の開発秘密、教えてください」【パーシャル搭載冷蔵庫】編 画像(7/6) 「はやうま冷凍」なら、通常150分ほど冷凍時間がかかる肉も、約30分ですばやく冷凍。解凍してもおいしさそのまま!

実際に「クーリングアシストルーム」で冷凍してから電子レンジで加熱したから揚げを食べてみると、「これは揚げたて?」と勘違いしてしまうほどのサクサク感とジューシーさに驚きます。「から揚げの衣がベチャッとなってしまうのは、食材の中の水分が衣に移り、衣の中の気泡を埋めてしまうから。それが、この「はやうま冷凍」なら、水分が衣に移る前に冷凍できるので、水分の移行が起こりにくいんです。冷凍すると味が落ちてしまいがちな玉子焼きも、ふっくらとした食感はそのまま。まとめて作って冷凍しておけば、忙しくて時間がないときでも作りたてのおいしさが楽しめますよ!」。


「クーリングアシストルーム」のおいしい活用法は、ほかにもいろいろ! たとえば急冷スピードをいかした「はやうま冷却」機能を使用すると、食材の下味つけや、冷やして固めるデザート作りが15分で完了。お弁当のあら熱取りなら、たったの5分でOKです。「温めた離乳食を人肌程度に冷ます時にも、『はやうま冷却』が便利です」。冷却完了時に音とポップアップで知らせてくれる機能もうれしい限り。


企業の担当者に突撃!「話題のあの商品の開発秘密、教えてください」【パーシャル搭載冷蔵庫】編 画像(9/6) 写真左が「はやうま冷却」の急冷モードで15分間急冷した、調味液に漬けたとり肉。表層部分がすばやく微凍結するので、水分やうまみを閉じ込めたまま下味をつけることができる。
企業の担当者に突撃!「話題のあの商品の開発秘密、教えてください」【パーシャル搭載冷蔵庫】編 画像(12/6) 「はやうま冷却」の冷ますモードで5分間あら熱取りしたお弁当(写真右)。右はふたをしても水滴がついていません。これからの季節、食中毒の予防にも効果的。

▲左は常温、右は「はやうま冷凍」によるあら熱取り5分。


「おいしく冷凍することで作り置きの幅が広がると思いますし、調理時間の短縮にも役立ちます。食品ロスが減り、『賞味期限が近いから早くアレを早く食べなきゃ』というストレスも軽減するのではないでしょうか。冷蔵庫は、10年以上使用する家電です。1日の中で生まれる時間と心のゆとりはわずかでも、その時間の積み重ねは暮らしや人生に何らかの影響を及ぼすかもしれません。壮大な話になりましたが(笑)、ぜひこの冷蔵庫で、みなさんの忙しい毎日が少しでもラクになればと願っています」。

企業の担当者に突撃!「話題のあの商品の開発秘密、教えてください」【パーシャル搭載冷蔵庫】編 画像(16/6) 開発を担当した、パナソニック メジャーアプライアンス商品部 冷蔵庫商品課 主務 森田尚見さん(写真左)、同課 田原奈津子さん(写真右)。

▼今回の商品はこちら!

企業の担当者に突撃!「話題のあの商品の開発秘密、教えてください」【パーシャル搭載冷蔵庫】編 画像(21/6) パナソニック パーシャル搭載 冷蔵庫 WPX タイプ

業務用レベルの急速冷凍(※1)、「はやうま冷凍」を搭載。カラーバリエーションは、フロスティロイヤルホワイトのほか、ミスティスチールグレー、オニキスミラー・容量は550リットル、600リットル、650リットル。オープン価格。パナソニック パーシャル搭載 冷蔵庫 WPX タイプ



※1 実験条件、牛ステーキ(もも肉)150gをラップ包装。クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上において急凍した場合、最大氷結晶生成帯(-1℃から-5℃)を通過する時間、約28分。外気温25℃、扉開閉なし(パナソニック測定)。


※2 パナソニック調べ。2018年度製品NR-F604WPXの新鮮凍結ルームとの比較。


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