もともとは船乗りの食べ物だった!? 知られざる“プリン”のルーツを辿れ!

プルプルの食感と程良い甘味に、思わずウットリしてしまう“プリン”。
その味わいに魅了される人は多いと思いますが、プリンの歴史を知る人はどれくらいいるのでしょうか。
3月15日放送の「チコちゃんに叱られる!」(NHK)では、プリンにカラメルが使われる理由を探るべく“プリンの歴史”を紹介。
西洋菓子の歴史に詳しい永井紀之さんの話によると、そもそもプリンはイギリスの“プディング”が原点だそうです。
プリンの歴史は16世紀の大航海時代まで遡る!?
プディングが誕生したのは、16世紀の大航海時代。
世界の海を支配しようとしていたイギリスにとって、最大の問題は船乗りたちの食糧事情でした。
食材を無駄にしないために、船乗りたちが作っていたのが“プディング”。
余った肉や野菜などを煮込み、その具材を生地の中に詰めて蒸したものを“プディング”と呼んでいました。
その後プディングはヨーロッパ各地で様々な形に変わり、やがて18~19世紀のフランスで“カスタードプディング”、所謂現在の“プリン”が誕生します。
当時のプリンは、まだカラメルを使わずに作られていました。
しかし蒸したプリンを型から取り出す時にプリンと型の底がくっつき、形が崩れてしまうという問題が浮上します。
そこでヨーロッパの職人たちは、解決策として“カラメル”を使うアイデアを考案。
つまり型から綺麗に取り出すために、“カラメル”が用いられるようになったのです。
この意外な真実には、番組視聴者も「カラメルにそんな重要な役割があったとは…」「当時の職人もよく考えついたもんだ!」「カラメルは職人たちの努力の結晶なんだね」といった反響の声が上がっていました。
チョコ×プリンの絶妙な味わいがたまらない「チョコプリン」
イギリスのプディングから、現在の形に至った“プリン”。
今ではお店だけでなく、自宅でも美味しいプリンが作れます。

例えばチョコとプリンの甘味をかけ合わせた「チョコプリン」は、まずボウルに板チョコレートと生クリームを入れて電子レンジで約1分間加熱。
温まったら泡だて器で混ぜ合わせ、卵・砂糖・ラム酒・牛乳の順に加えてムラなくかき混ぜます。
そして完成したプリンのタネをアルミカップの中へ。
続いて鍋に約2cmの深さまで水を入れて加熱し、沸騰したら極弱火にして“ふきん”を鍋底に敷きます。
ふきんの上に先程のアルミカップを並べ、蓋をして約13~15分間蒸していきましょう。
蒸し終わったら火を止めて、そのまま30分間放置。
あとは冷蔵庫に1時間入れて冷やし、お皿に取り出せば「チョコプリン」の完成です。
なめらかな味わいがクセになる「練乳プリン」

「チョコプリン」のお次は、やさしい白が目を惹く「練乳プリン」の作り方。
下準備に板ゼラチンを冷水に浸し、ふやかしてから調理スタートです。
鍋に牛乳、砂糖、練乳を混ぜ合わせて火にかけ、鍋の周囲がふつふつとしてきたら加熱をストップ。
水気をきったゼラチンとラム酒を投入し、余熱で溶かしていきます。
程良く溶けたら、鍋ごと氷水を張ったボウルの中へ。
熱を冷ましつつ全体を混ぜ合わせ、プリンのタネを型に流し入れます。
そして冷蔵庫で1時間30分~2時間冷やし固め、器にプリンを取り出して練乳をトッピング。
お好みでフルーツをのせれば「練乳プリン」のできあがりです。
プリンの歴史を紐解けば、いつものプリンが一味も二味も違ってくるかも。今までプリンを作ったことがない人は、この機会にぜひ挑戦してみてはいかが?
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