病院に行っても薬をのんでもよくならない体調不良、実は「夫」が原因かもしれないという噂が! 「夫源病(ふげんびょう)」といわれるその症状は、今、全国の主婦にまん延し、実際に医師にかかる人も少なくないのだそう。夫源病の存在に気づき、診断や乗り越え方のアドバイスまで行なっている石蔵文信先生に詳しく伺いました。

主婦に今、急増中! 妻の健康をおびやかす「夫源病」って知ってる? 画像(1/2) モンスター化した夫と、妻はどうやって闘うべき?

夫源病って何?

男性更年期外来で多くの夫婦を診察しているうち、夫源病の存在に思い当たったという石蔵先生。「夫の治療には妻の協力が必要なので双方の話を聞くんですが、実は奥さんも体調不良を抱えている人が多い。さらに問診を進めると、夫の言動に耐えていることが問題だと気づいたんです。それは今始まったことではなく、結婚直後から子育て中までずっと我慢を重ねた結果。つまり、長期のストレスが原因です」

夫源病にかかるのは専業主婦やキャリアを諦めた人、子育てに夢中の人、極端に真面目な人などに多いそう。「問題がある夫にきちんとし過ぎる妻という、夫婦の組み合わせが危険。妻はどうしても耐えることを選びがちですが、我慢は禁物。たまには夫婦げんかをしていいたいことをいうくらいのほうが、夫源病予防には効果的ですよ」

兆候や引き金になることは?

自覚症状はあるのに、病名に結びつかない、治療法が分からない。やっかいな夫源病の原因は、本を正せば夫婦関係の問題。以下のようなことに、心当たりはありませんか?

【兆候】

・夫がいないときは症状が出ない

・ 更年期障害のような症状がある(どうき、耳鳴り、めまい、頭痛、不眠、不安感など)

・日中は楽になり、夕方以降に悪化することが多い

・ 病院に行ったり、薬をのんでもよくならない

【引き金となる夫の問題】

・ 生活習慣の問題(ものを散らかす、だらしない態度など)

・お金の問題(浪費、ギャンブルなど)

・ 家事・育児の問題(家事をしない、子育てに文句をいうなど)

・コミュニケーションの問題(会話が少ない、思いやりがない発言が多いなど)

主婦に今、急増中! 妻の健康をおびやかす「夫源病」って知ってる? 画像(3/2) 【写真を見る】不調の原因は、日常に潜んでいるこんなことかも?

夫源病チェックリスト

妻と夫の性格と行動が組み合わさることで発症する夫源病。下記のリストで、自分たちの現状をチェックしてみましょう。

【A 夫は何個当てはまる?】

□収入のことなど何かと威張る

□上から目線で話しがち

□家事はするけど口うるさい

□家族を養っているという自負が強い

□「ありがとう」「ごめん」が少ない

□自分に甘くて妻に厳しい

□小じゅうとみたいなことをいう

□周囲からは「いい夫」「イクメン」と思われている

□車のハンドルを握ると性格が一変する

【B 自分(妻)は何個当てはまる?】

□我慢強く、めったに弱音を吐かない

□きちょうめんで責任感が強い

□感情を表に出したり、人に意見するのが苦手

□「いい妻」「いい母親」でありたい

□外面や世間体が気になる

□細かいことを気にしやすい

□家事は自分がやりたい

□できれば専業主婦でいたい

□ストレス発散がヘタだと思う

【AB合計で】

4個以下 → 健康!

今はまだ心配なし。ストレスをためずにこのままキープ!

5~7個 → 心配!

夫源病の気配がチラホラ。不満をためると危険!

8~12個 → 危険!

夫源病を発症している可能性あり。現状の問題を把握して。

13個以上 → 発症!

夫源病にかかっています! 早急な対策が必要!

実は「妻源病」もある!

夫源病とは逆に、妻の問題で起こる夫の体調不良もあるそう。「家事も育児も完璧を求める〝モンスターワイフ〟に夫がついていけないケースです」。こじらせると帰宅拒否やうつになったり、離婚に至る場合もあり、妻側も注意が必要!


病院に行ってもよくならない不眠や頭痛、めまいなどは、もしかしたら〝夫婦の関係〟が原因かも!? モンスター化した夫(妻)に我慢し過ぎると発症の引き金になるので、ストレスをためこまないようご用心!


イラスト=カヤヒロヤ 編集協力=佐藤由香