ストレス溜まってない?「なんとなく辛い」から解放される考え方

疲れが出てきている時期ではないでしょうか。そんなタイミングだからこそ、自分のストレスと向き合ってみませんか? “今の自分”に注意を向けて、考え方のクセから解放されるのが「マインドフルネス」。よくありがちな5つのイライラ、モヤモヤからサヨナラ!する方法を、一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事の荻野淳也さんに教えてもらいました!

人、モノ、コトいろいろにイライラッする!


我慢しようとするけど、ダメだわ。夫に、子どもに、同僚にイライラが止まらない。そんな自分にさえも……イラッ!!

とにかくいろいろなことにイラッとしたら…


【このままイライラし続けるか、「決めて」みましょう】

イラッ!としたら、まずは「今、イラついたな」と自分の感情に気づくことが大事。そしてそのイライラを持続させるか、切り替えて別のことを考えるか、一度立ち止まって決めてみましょう。また、丁寧にハンドクリームを塗るのも◎。指の温度や形に注意を向け、冷静さを取り戻すことができます。

【画像を見る】え? ハンドクリームを塗るだけでイライラが落ち着くの!?


人間関係も、仕事も、プライベートも疲れる…楽しめない…


新しい人間関係新しいママ友が増えて、職場環境が変わって……あいさつだけでも疲れちゃう。

他人との関係性に時間と距離をつくれば、心も体もラクに


【あえて距離を置く、手放してみるとラクになります】

メールやラインをすぐ返信しようとせず、家に帰ってから、お茶を1杯飲んだら、と時間を空けましょう。時間も距離も近すぎるとお互い感情的になりやすいので、スケジュールにも余白を。他人との関係性に時間と距離をつくることで、心と体に余裕を持たせればラクに。

何をしてもやる気が出ず…ぼんやり…モヤモヤする


何もかも面倒くさくてやる気が出ない。私はいったい何がしたいんだろう……。

自分なりのやる気スイッチをオン!


【自分に「◯◯する!」と宣言し、頭と心のスイッチオン!】

何となく物事を始めるより、今どこに意識が向いていて、これからどこに意識を向けるかが分かっていると、気持ちも頭も前向きに動きだすことができます。「私はきょう、◯◯をする!」と声に出したり、手帳に書き込んだり、自分なりのスイッチの押し方を探してみましょう。

環境の変化に対応できるか不安…プレッシャー


子どもが進学したり、夫の通勤時間が変わったりして家族も私も緊張気味。

丁寧な行動で気持ちをリセット


【いつもより丁寧に行動することで“前向きリセット”できます】

ドアを両手で閉める、コップを両手で持って飲むなど、いつもの行動を少し丁寧にすると、脳が刺激され、気持ちのリセットに。たまには利き手ではないほうで作業してみるのも有効です。日頃から脳を活性化させることで、頭をリセットして切り替える力が上がっていきます。

家族が家にいる休日や連休のことを思うと憂うつ


休みも、家族が家にいると結局私はごはん作り、掃除、片づけ……と家事ばかり。

自分だけの“避難場所”をつくれば大丈夫


【自分だけの避難場所をつくって安心感と自信を】

「ここに戻れば大丈夫」「ここに来れば落ち着く」、そんな場所が私にはある!と思うだけでもラクになれます。場所がなくても、お気に入りの持ち物に触れる、画像を見つめるだけでもOK。自分だけの場所、思いに没頭して憂うつな気分のお掃除を。

身の回りの変化が少しずつストレスとなって、心と体に影響しているなんてことも。「心も体もなんだかつらい」と思ったら、ぜひマインドフルネスで解消しましょう!

イラスト=ホリナルミ 編集協力=栃木さおり

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Information

教えてくれたのは:荻野淳也さん
一般社団法人マインドフルリーダーシップインスティテュート代表理事。近著の『心のざわざわ・イライラを消す がんばりすぎない休み方 すき間時間で始めるマインドフルネス』(文響社)で、自分を大切にする暮らしを提案。


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