料理が苦痛でたまらなければ、一度やめてみてはどうだろう?という提案で、話題を呼んだ『料理が苦痛だ!』(自由国民社)。この本で料理レシピ本大賞エッセイ賞を受賞した、本多理恵子さんの新刊『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ』が発売されました。

新刊では、金銭的な面や健康や栄養バランス、家族への配慮から、料理が苦痛でもやめられない人たちに向けて書いたといいます。

本多さんは鎌倉でカフェと料理教室を営み、いままでのべ1万2000人の料理が苦痛な人を救ってきました。どんなふうにすれば、苦痛でも料理をしなくてはならない人が日々の自炊を乗り越えられるか、そのポイントを聞きました。

○ポイント1 炭水化物中心にメニューを考える

「おかずが用意できるときは、白いご飯でいいですが、おかずも作りたくないというのであれば、混ぜご飯、チャーハン、パスタのいずれかを作りましょう。この3つは単品でも充分ごはんとして成り立ちます」と本多さん。

とくにおすすめは、白いご飯に混ぜるだけの混ぜご飯。これなら、冷凍ご飯をチンして、そこに具を混ぜたらできあがりです。ポイントは油を少し加えること。ご飯がしっとりとし、冷めてもおいしく食べられるのだそうです。

●ちくわとしその混ぜご飯

ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 画像(1/3) ちくわとしその混ぜご飯

【材料(4人分)】

ちくわの小口切り 2本分

温かいご飯 2合分

しそ風味ふりかけ 大さじ1

オリーブ油 大さじ1~2


【作り方】

すべての材料を混ぜ合わせる。


○ポイント2 白だしを味方につけよう

「炭水化物だけだと、手抜きに見られそう…と思う方は、湯を注ぐだけの汁を覚えましょう。白だしは旨味があるので、だし汁を作る必要がなく、それをベースにすることで味に奥行きのある汁ものができ上がります。料理が苦痛な人こそ覚えておくといい調味料かもしれません」と本多さん。

ご紹介している「お吸いもの」以外にも、味噌を溶けば味噌汁に、醤油を加えれば中華スープにと応用できます。

●お吸い物

ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ 画像(3/3) 【画像を見る】白だしを味方につけた「お吸い物」

【材料と作り方(1人分)】

白だし適量を器に入れ、表示どおりの湯で薄める。三つ葉のざく切りを散らす。


こうして、炭水化物と汁だけあれば、立派な献立に。混ぜご飯はおむすびにしてもいいかもしれません。

『ようこそ「料理が苦痛」な人の料理教室へ』の中では、そのほかにも「90秒でできるチャーハン」や、「火を使わない副菜」をはじめ、おもてなしにも充分通用する簡単レシピを多数紹介しています。

苦痛な人はもちろん、忙しくてできるだけラクに作りたい方にもおすすめの1冊です。


撮影/邑口京一郎