「孫の手」はもともと若く美しい女性の手/英語の「ガイ(男)」は〝危険な男〞だった 大人の最強雑学1500(22)

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ああ、誰かに教えたい!

社会・文化・歴史・科学・生活・スポーツなど、幅広いジャンルのネタが1500本収録された『大人の最強雑学1500』から、思わず人に教えたくなる「雑学ウンチク」を連載でお送りします。今回は第22回目です!

出典:発売後、続々重版中!思わず誰かに話したくなる「雑学ウンチク」を一挙1500本収録した「大人の最強雑学1500」


「孫の手」はもともと若く美しい女性の手


竹材などの先端を手首の形にした「孫の手」は、手が届かない背中をかくのに用いる棒だ。

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そもそもこの「孫の手」とは、中国の伝説「神仙伝」に登場する仙女「麻姑(まこ)」に由来する。麻姑は、後漢の桓帝(かんてい)の時代に姑余山で仙道を修得した、若く美しい仙女。彼女の鳥のように長い爪で背中をかいてもらうと、とても気持ちがよかったという。

この逸話が日本に伝わって、背中をかく棒を「麻姑」と呼ぶようになり、いつしか言葉の語呂から、「孫の手」と呼び名が変わったそうだ。

英語の「ガイ(男)」は〝危険な男〞だった


「ナイスガイ」「タフガイ」など、男や奴を表す英語に「ガイ(guy)」がある。この言葉は、1605年にイギリスの国会議事堂を爆破しようとしたガイ・フォークスという人物にちなんでいる。国教会を優遇する国王に反発した、カトリック教徒の彼は、王の爆殺を企てたものの犯行直前に摘発され、処刑されたという。

ガイはもともと、変な男、悪い男などの意味で使われていたが、やがて、一般的に「男性」を指す言葉として広まっていった。

現在では、ガイ・フォークスを「自由の戦士」と英雄視する人もいる。彼をイメージした、不気味に笑うヒゲを生やした白い顔の仮面は、「アノニマス」をはじめとするハッカー集団のシンボルにもなっている。

英語の「ガイ(男)」は〝危険な男〞だった


著=雑学総研/「大人の最強雑学1500」(KADOKAWA)

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