「おてんば」はオランダの言葉だった/「犬」は「ケンケン」から!? 鳴き声に由来する動物漢字 大人の最強雑学1500(31)
ああ、誰かに教えたい!
社会・文化・歴史・科学・生活・スポーツなど、幅広いジャンルのネタが1500本収録された『大人の最強雑学1500』から、思わず人に教えたくなる「雑学ウンチク」を連載でお送りします。今回は第31回目です!
「おてんば」はオランダの言葉だった
恥じらいなくはしゃぎ回る若い女性のことを「おてんば」という。漢字では「御転婆」と書くが、「お婆さんが転ぶ」が由来ではない。
その語源には諸説あるが、最も有力なのは、江戸時代、政府の公用の役に使われた伝馬という馬が、自由奔放で元気がよかったことから「お伝馬」を由来にしたという説。ほかにも、女の子が早足に歩く足音を「テバテバ」と擬音化し、これに「オ」をつけたという説、オランダ語で手に負えないことを意味する「オンテンバール(Ontembaar)」が由来とする説もある。
「犬」は「ケンケン」から!? 鳴き声に由来する動物漢字
犬の鳴き声は日本では「ワンワン」だが、はるか昔の中国では「ケンケン」と聞こえていたらしい。そのため、犬という漢字の音読みは「ケン」になったそうだ。
同様に、ニワトリは「ケー」と鳴くことから「鶏(ケイ)」、キツネは「コン」と鳴くことから「狐(コ)」になった。また、「猫」という漢字は獣へんに「苗」と書くが、中国ではこの文字を、その鳴き声と同じ「ミャオ」と読む。
著=雑学総研/「大人の最強雑学1500」(KADOKAWA)
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