ダイエット・貯蓄成功者たちの冷蔵庫を拝見!【人生が劇的に変わる冷蔵庫収納(1)】

#くらし   

期限切れの瓶詰や、しおれた葉物を見てモヤモヤしつつ、また扉を閉めてモヤモヤを封印すること、ありました。

これが解消されたら、わりと人生ハッピーになるのでは!?

そんな視点から、冷蔵庫収納を考えてみました。

1回目はダイエットと貯蓄の成功者たちの冷蔵庫を拝見!

「やせ習慣が身につく冷蔵庫」V.S.「1週間で使い切る冷蔵庫」

あなたが参考にしたいのはどっち? それぞれの成功へのポイントをうかがいます♡

冷蔵庫HISTORY【1】村山彩さん▷やせ習慣が身につく冷蔵庫でダイエットに成功!


やせ習慣が身につく冷蔵庫でダイエットが成功した村山彩さん


「産後3カ月で−10kg、元の体重に!」

□村山彩さんprofile_食欲コンサルタント、日本初のアスリートフードマイスター。体を壊したことを機に食の道へ。

2児の母。著書に『やせる冷蔵庫』(サンマーク出版)など。

太りにくい食べ物をさっと取り出せるシステムで減量


バランスのいい食事が大切と分かっていてもなかなか実践できない。

その現状を改善したくて模索していた村山さん。

「そんなとき、〈食べるもの=冷蔵庫に入っているもの〉が自分の体をつくっているのだなと気がつきました」

食材を目的に合わせて分類し、冷蔵庫の中でゾーンごとに配置。

「考えなくても、各ゾーンから1食材ずつ取り出せば、自然と栄養バランスのいい食事ができるので、無理なく徐々に体調が整っていきました。

暴飲暴食を防ぐ先回りとして、太りにくいおやつを常備するなどの工夫が加わり、現在の中身に。

その後、2回の妊娠・出産を経験しましたが、体重の過剰なオーバーもなく、体もいい調子をキープできています」

ダイエット成功への3つのポイント


▷中身をパトロールする習慣でで食材の偏りを把握

▷中身をパトロールする習慣でで食材の偏りを把握


今でも定期的に1~2段ずつ中身を出してパトロール。

「食材のサイクルが定着してきた今でさえ、期限切れのものや太りやすいものが紛れ込んでいることがあるんです」

▷すぐに食べられて、太りにくいものを常備した

▷すぐに食べられて、太りにくいものを常備した


「小腹がすいたときは一刻も早く何か口に入れたくて、チョコやスナック菓子に手を伸ばしがち。

そこで、すぐに食べられる状態にしたゆで卵やふかしいも、カットした果物などを常備」

▷自分へのごほうびゾーンをつくった

▷自分へのごほうびゾーンをつくった


「我慢や無理をしても続かないので、ときにはごほうびとして、甘いものを食べていいと決めています。

ただしなるべく誘惑から目をそらすため、手の届きにくいいちばん上の段に収納!」

冷蔵室▷太らない食材は目立つ場所にたっぷり置く!


【写真を見る】冷蔵室▷太らない食材は目立つ場所にたっぷり置く!


上から2段目は、すぐに目がいくVIPエリア。

じゃんじゃん使えるように、「太らない食材」を多めにセットします。

3段目はいちばん手が届きやすいエリア。

小腹がすいたとき用の太りにくいおやつや賞味期限が近い食材を配置。

「太らない食材はまとめて大量にセット」

【海藻と大豆製品でどんな料理もかさ増し!】

【海藻と大豆製品でどんな料理もかさ増し!】


「太らない食材はハンバーグのたねやサラダ、スープなど、何にでも入れてかさ増し!」

【食卓にそのまま出せる朝ごはんセットを常備!】

【食卓にそのまま出せる朝ごはんセットを常備!】


朝食を抜くことが、どか食いを誘発する原因だと気づいた村山さん。

「これで忙しい朝でもパッと食べられます」

冷凍室▷焼くだけ、炒めるだけのおかずや野菜が充実


【カロリー過多な外食を避けるお助け食材を常備】

冷凍室▷焼くだけ、炒めるだけのおかずや野菜が充実


外食をしないことが過剰なカロリー摂取を避けるコツと村山さん。

「料理が面倒な日でも簡単に作れるように、焼くだけでいい肉や魚のメインおかず、炒めたりスープに入れるだけでいい、カットずみの野菜は必需品です」

どんな料理にも加えられる野菜ミックスやギョーザは冷凍して常備。


↑どんな料理にも加えられる野菜ミックスやギョーザは冷凍して常備。

野菜室▷糖質の少ない野菜をパンパンに詰めておく


野菜室▷糖質の少ない野菜をパンパンに詰めておく


上段トレイは「すぐ食べるゾーン」と「きのこゾーン」


「お米やジュースなど、野菜以外を入れている人も多いですが、野菜こそやせるのに欠かせない食材」と村山さん。

「糖質の多い根菜は控え、食べ応えのある白菜などの大物系や葉物をパンパンに入れています」

消化を促す大根や葉物類、食物繊維豊富なきのこは、絶やさない!


↑消化を促す大根や葉物類、食物繊維豊富なきのこは、絶やさない!

  *  *  *

冷蔵庫HISTORY【2】えまさん▷1週間で使い切る冷蔵庫で貯蓄に成功!


1週間で使い切る冷蔵庫で貯蓄に成功!したえまさん


「1週間の食費は約5000円でやりくり!」

□えまさんprofile_フルタイムで正社員として働く1児の母。

書籍『えまの家計簿 貯めグセがつく お金レッスン』(小社刊)が発売中。

食べ切れる量を把握し、その中で効率よくやりくり


夫婦2人の頃は外食が多く、頻繁に総菜も買っていたえまさん。

肉や魚はまとめ買いしてそのまま冷凍していました。

「結果、古くなった総菜や冷凍食材を捨ててしまうことも。食費は月に6万〜7万円に……」

転機は産後、仕事復帰の頃。

「週1万円でやりくりすると決めて、スーパーでの買い出しを週1回に。

試してみると、1週間で食べ切れる量って案外少ないことが判明。

ならばと、必須食材を夫と話し合ってルーティーン化。

肉と魚はその日安いものを選んで下ごしらえするようにしました。

今ではスーパーで使う食費は月に約2万円。

総菜や外食を含めても3万円で収まるように。

今は週末に冷蔵庫が空っぽになる達成感がたまりません!」

冷蔵室▷全体を〝見える化〟することで、食べ忘れゼロに


冷蔵室▷全体を〝見える化〟することで、食べ忘れゼロに


週に1度買った食材は、その日のうちに手を加えるため、冷蔵室は作り置きのおかずが中心。

ほかの常備食材は2種のみそ、調味料、飲み物と卵。

「扉をあけたとき、すべてが見渡せるようにしています。

1週間で食べ切れる量を全部入れてもスカスカです」

【みそにだけはお金をかける!】

【みそにだけはお金をかける!】


毎日飲むみそ汁の満足度を上げるため、みそだけは奮発し、こだわりのものを2種類用意。

具材は切ってまとめて保存。

【見やすくつるして二重買い防止!】

【見やすくつるして二重買い防止!】


チューブ類はつるす収納で出し入れしやすくし、ムダ買いの回避に成功。

野菜室▷週の後半で出番がくるものと予備の根菜を収納


上段トレイには週の後半、作り置きのおかずが減ってきた頃、ゆでたり焼いたり、さっと調理できる葉物や切った玉ねぎを収納。

下段(写真上)は根菜類、バナナ、お好み焼きの粉のみ。

野菜室▷週の後半で出番がくるものと予備の根菜を収納


子どものおやつのバナナは、保冷バッグに収納。

「より長く保存ができるので、食べる量にムラがあっても安心です」

切り替え室▷切り分けたきのこや野菜、下ごしらえした肉は半冷凍に


切り替え室を半冷凍状態の温度に保って活用。

「切った野菜やきのこは、用途別に袋分け。

揚げ物用に下ごしらえした肉や魚も収納しておき、調理する日の朝に冷蔵室へ移動させておくと、帰宅後すぐに調理ができます」

切り替え室▷切り分けたきのこや野菜、下ごしらえした肉は半冷凍に


【用途別に野菜や肉を袋分け!】

1.何にでも使えるきのこ

2.から揚げ用に味つけしたとり肉

3.焼きそば用の野菜ミックス

4.鍋か焼きそば用に切ったにら

5.みそ汁の具用のきのこと野菜

冷凍室▷基本は食材を冷凍しないので、冷凍室はガラガラ


冷凍室▷基本は食材を冷凍しないので、冷凍室はガラガラ


1週間で食材をすべて食べ切ってしまうので、冷凍する必要がないというえまさん。

「たまに余ったご飯を冷凍する場合もありますが、翌週には食べます。

今はいざというときのために少しの冷凍食品と、保冷剤だけが入っている状態です」

これがえまさんの1週間使い切りルーティーン!


【日曜日】決まった食材を午前中に買い出し

【日曜日】決まった食材を午前中に買い出し


必須の食材はゆでるだけでいいブロッ

コリーや小腹がすいたときのバナナ、

牛乳など。肉や魚はその日のお買い得

品を選ぶ。

【月〜木曜日】日曜午後に作ったおかずで朝晩やりくり

【月〜木曜日】日曜午後に作ったおかずで朝晩やりくり


日曜のうちに4日分の朝と晩のおかずをまとめて調理。

シチュー類や炒め物を作り、揚げ物の下ごしらえ、余り野菜のカットや分類も完了。

【金曜日】好きな惣菜を買ってもいい日

月曜から木曜を乗り切ったごほうび

として、お総菜解禁日。子どもと食

べたいものを選んでぜいたくな気分に。

【土曜日】余り食材で鍋、焼きそば、チャーハン!

【土曜日】余り食材で鍋、焼きそば、チャーハン!


週末は冷蔵庫の一掃も兼ねて、余り食材を活用できるメニューに。

ランチは外食することも。

*  *  *

次回は冷蔵庫収納家の福田かずみさんが登場!

冷蔵庫のよくあるイライラ・モヤモヤ を一気に解決!&「食材をムダにしない冷蔵庫収納術」を教えていただきます、お楽しみに♪

【レタスクラブ編集部】

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