子育てに正解はないから、人のマネをしてみる ギャルママの心でする育児(7)

#育児・子育て   

うまくできないし、先が見えない。そんなときは、「ステキな人のマネ」をしてみるといいかもしれません


「人は自分がしてもらったことしか、やってあげることができないんじゃないかな」って感じた


離婚して東京に出てきたばかりのときはママ友もいなくて、これからどうなるのか、どんなふうに3人を育てていったらいいのか、不安すぎてわからなくなりました。

だから育児書をたくさん読んだりしたけど、やっぱり答えはわかりませんでした。

その中で感じたのが、「人は自分がしてもらったことしか、やってあげることができないんじゃないかな」ってことだったんです。

そもそも、自分がしてもらってないことってなかなか思いつくことができません。

3人を育ててみて実感したのは、子どもによってタイプが違うし、そのときどきで、わたしのキャパシティも変わるということ。だから、どの子にも通用する完璧な育児マニュアルなんてないんだなって。

つくづく、子育てに正解はありません。

どうにかして抜け出せないか、自分で選んだ道なんだから、この試練を乗り越えなくちゃって試行錯誤しているときに思いついたのが、「いいなって思った人の育児をマネしてみよう」ってことでした。そうすれば、確実にわたし1人の知識で育てるよりもいい子に育つだろうなって(笑)。

初めは、街中で見かけたママのステキなところを観察しました。

とってもやさしい小さな声で、バスの中で子どもと手遊びしていたママ。子どものおしゃべりに、笑顔で相づちを打っているママ。荷物をたくさん持ってるのに、泣いている子を根気強く抱っこして、なだめているママ。

そのうちに、ママサーやイベントでたくさんのママと出会って、みんなのステキなところを探してマネするようになったら育児のスキルがグンとアップしました。

【画像を見る】子育てに正解はありません


また、長女が小6のときに出場したバスケの試合を見に行ったとき、監督さんが選手たちにとてもステキな言葉をかけていました。

選手が失敗したときに「間違ってない! やってることは間違ってないよ!」と声をかけていたんです。それを聞いて、「ドンマイ」もうれしいけど、確かに「間違ってない!」って言われたときのほうが、もう一度、がんばろうって思えるよね、って感動して、心の育児メモに記入させてもらいました。

自分が意識さえすれば、子どもへの接し方を学べる場面ってたくさんあるんです。

わたしがそんなふうに、いろんな人を参考にしてほめるのを見ているからか、子どもたちも人のいいところを探すのが得意です!

KEY WORD of 心育児


人のいいところをマネすることで、育児を簡単にバージョンアップすることができます。

著=日菜あこ/「3児を育てるギャルママの 心でする育児」(KADOKAWA)

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