【3】花粉症の症状軽減に役立つと話題の「鼻うがい」をやってみよう
【準備】鼻うがい液(生理食塩水)の作り方
1)材料を混ぜる:清潔なペットボトルに、滅菌した精製水(または一度沸騰させた水)500mlと、塩5gを混ぜ、あれば重曹2.5gも加え混ぜます。
2)点眼容器などにそのつど少量入れて使う:使う分だけそのつど、清潔な容器に移して使います。点眼容器やスポイトなど、少量だけ入れられて点鼻しやすいものが◎。
3)ふだんは冷蔵庫で保管。使うたびに手で温めて:ペットボトルに入れた生理食塩水は、冷蔵庫で1カ月保存可能。小分けの容器に移すときは体温程度に温めてから移して。
【本番】鼻うがいのやり方
1)静かにはなをかむ:鼻うがいの前に、「正しいはなのかみ方」の要領ではなをかみ、両鼻の鼻水を出し切ります。
2)鼻洗浄液を鼻の穴にセット:容器を片手に持って、片方(イラストでは左)の鼻の穴に近づけます。頭は後ろに傾けると洗浄液がのどに行ってしまうので、首はまっすぐに立てます。
3)鼻うがい液を少量やさしく注入:容器を押し、液を少量やさしく注入します。首はまっすぐにしたまま、鼻の底面にのみ液を入れるイメージで行なって。呼吸は口からゆっくりと。
4)しっかりはなをかむ:「正しいはなのかみ方」の要領で左のはなをかみます。適度な強さでかんで、鼻汁&洗浄液を出し切ります。終わったら右も同様に行なって。
【注意!】鼻うがいのルール
・行なうのは1日2~3回まで:鼻うがいは、やりすぎると鼻の中が乾燥して粘膜の機能が損なわれる場合が。1日2~3回にとどめること。起床時や、寝る前や外出から戻ったあとなどに行なうのがおすすめ。
・自分で鼻をかめる年齢なら子どもにもOK:鼻うがいははなをかめる年齢なら子どもにもOK。鼻の中を洗浄することで副鼻腔にたまっている鼻水が排出され、子どもにも多い副鼻腔炎が改善しやすくなります。
・本格的な鼻うがいをするなら堀先生のクリニックのHPを:今回紹介した鼻うがいは、初心者向けの簡易法。もっと多めの水分で洗う、より本格的な方法もあります。詳細は堀先生のクリニックのHPを。【レタスクラブ】
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Information
ほりクリニック院長。昭和大学医学部卒業。同大学病院耳鼻咽喉科、東京都荏原病院耳鼻咽喉科非常勤医師などを経て現職。アントロポゾフィー医学(自然療法)の資格も持ち、治療にも取り入れている。耳鼻咽喉科 ほりクリニック
本格的な鼻うがいのやり方は堀先生HPの 「小児副副鼻 腔炎に対する鼻洗浄液の効果」 を。
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