安心するにはまだ早い! 風邪orインフルエンザにかかったら…どーする?

#美容・健康   

気をつけているつもりでも、かかってしまうことがある風邪やインフルエンザ。もし、かかってしまっらどうしたらいいのでしょう? 分かりやすい解説でテレビでも人気のお医者さん、大谷義夫先生に教えてもらいました!

発熱時は水分補給が重要


受診するタイミングが大切


熱が出て、だるくて体の節々が痛いなどの症状が出始めたら、インフルエンザにかかっているかもしれません。 すぐに受診したいところですが、インフルエンザにかかっているかどうかの検査は、一般的には熱が出始めてから12時間以上たたないとできないため、それまでは自宅で安静にしていてください。ただし、富士ドライケムという検査装置がある病院では発熱から6時間後でも検査ができるので、高熱でつらい場合は、病院に問い合わせをしてみてください。

水分補給はイオン飲料を


発熱とともに汗をたくさんかくので、こまめに水分補給をしないと、脱水状態になりかねません。体調が悪いときの水分補給には、体液のイオン構成に近いイオン 飲料のほうが、水よりも体への吸収が早いのでおすすめです。

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発熱による多量な発汗で失われた水分、イオン(電解質)をスムーズに補給できる!

【写真を見る】イオン飲料といえば……ポカリスエット 500 ㎖ 140円 /大塚製薬


家族にうつらないようにアルコール消毒を


インフルエンザウイルスは、衣類に付着した場合は15分 ほどで活性が落ちてしまいますが、金属の場合は24時 間も活性が持続するというデータがあります。家族が発 症したら、感染を広げないために、ペーパータオルに消 毒用のアルコールをつけて、金属製のドアノブやトイレの レバーを拭いてウイルスを取り除きましょう。また、金 属ではありませんが、家族みんながよく触る電気のス イッチなども注意してください。

アルコール消毒で家族への感染を防ごう


冷やす部分は首や太もものつけ根に


熱が出たらおでこを冷やす人がいますが、熱を下げる効果はありません。熱が出ているときは、太い血管がある部分を冷やすと体温が少し下がって体がラクになります。高熱で体がつらいと感じたときは、首のまわり、わきの下、太もものつけ根などに、冷却シートを貼ったり、冷えたタオルを当てるとよいでしょう。

熱を下げるには、太い血管があるところを冷やす


食事は栄養バランスがよく体に負担の少ないものを


体調が悪いと食欲もないかもしれませんが、回復をスムーズにするには、少しずつでも食べるように心がけましょう。できればたんぱく質、糖質、脂質、ビタミン、ミネラルの5大栄養素をバランスよく取り入れ、消化がよいように、豆腐や卵、野菜 などをやわらかく煮た汁ものやうどんなどを食べるのもよいでしょう。手軽に、栄養バランスのよいゼリーを活用しても。

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5大栄養素をバランスよく含み、すっきりおいしく飲みやすい。

カロリーメイト ゼリー 215g 200円/大塚製薬


果実の豊かな味わいで、栄養補給にもなるゼリー飲料。

ミニッツメイド朝マンゴ 180g 189円 /日本コカ・コーラ


早い回復のためには睡眠を長時間とって


調子が少しよくなってきたからといって、ダウンしていたときにできなかった分を取り返そうとして無理をしてはいけません。睡眠時間が6時間未満では、7時間の睡眠をとっている人と比較して、4.2倍風邪をひくという報告もあります。ぶり返さないためにも7時間は睡眠をとるようにしてください。

無理はしないで、しっかり睡眠をとるべし!


たんの色に注意して


たんが黄色くなったら治りかけとよくいわれますが、必ずしもそうではありません。たんが黄色や緑色になったら、細菌に二次感染している可能性があります。免疫力が正常に働いていれば、次第に治りますが、たんが長引くようなら再度受診することをおすすめします。そのまま放 っておいてこじらせると、気管支炎や肺炎になることもあるので注意が必要です。

実践篇 大谷先生の対症療法


【のどあめでのどの保湿を心がけます】

日々予防を心がけているので体調が悪くなることはあまりありませんが、少しのどが痛いなと感じたら、のどあめでのどを潤します。また、のどに負担をかけないように、大きな声では話さないようにします。

ちょっとのどが痛いかな…と思ったら、のどあめを口へポイ


【栄養も考え、のどごしのよいものを食べます】

少し食欲がないときには、ヨーグルトでたんぱく質とミネラル、ゼリーやフルーツで糖質、ビタミン、ミネラル、チョコレートで脂質をとるようにしています。チョコレートはポリフェノールが多い高カカオ分のものにし、血管拡張作用も意識しています。

食欲がないときは、栄養&のどごし重視


大切なのは、早く回復するように対処して、感染を広げないようにすること。完全に治るまでは安心しないで!

撮影=千葉 充 イラスト=ナカオテッペイ 編集協力=早川徳美

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Information

教えてくれたのは:大谷義夫先生
池袋大谷クリニック院長。日本呼吸器学会専門医、日本アレルギー学会専門医。2009 年に開院し、せき・せきぜんそく外来、睡眠時無呼吸外来なども開設。
【関連サイト】
大塚製薬
日本コカ・コーラ/ミニッツメイド

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