【きのう何食べた?】「ありのまま」すぎる、シロさんのおもてなしメニューを作ってみた

具は普通なのに、ちゃんと「おもてなし感」が出るのが嬉しい。


同性愛カップルならではの悩みは確かにあるけれど、日々の暮らしはその他の人々となんら変わりはない。TVドラマ『きのう何食べた?』では、毎回そんなことを再確認させられます。さて、前回の第8話は、お仲間のカップルという新顔が登場(これまた神キャスティングでしたね)。ケンジから「今日家に遊びに来たいと言ってるけどいい?」とLINEで言われ、OKできるシロさんの主婦力すげえ~。私だったら絶対無理~。もーこの主婦力の高さ、反則でしょ!! そんなポイントに身悶えてしまいました。

もう一つ「すげえ……!」と震えたのは、「調味料もオーガニック」など素材にこだわりまくるという客人を相手に、「あくまで普段の料理」に徹する節約魂。急な客人へのおもてなしメニューは品数が多いけれど、内容はごく普通のものばかり。特にごちそう感の高い「ちらし寿司」も、「こんな具でもアリなんだ」と思わず驚きです。

こんな具で「ちらし寿司」ができるなんて!? ちなみに塩鮭売り切れで、塩をふった生鮭で代用しました。


だって、「塩鮭」「炒り卵」「きゅうり」「白ごま」だけって! 実際作ってみると「確かにこれくらいシンプルなら、気軽に作ろうって思えるなあ」と感心してしまいました。塩鮭(2切れ)はグリルしてからほぐし、きゅうり(2本分)は小口切りにして塩をして、しんなりしたらギュッと絞って水けをきる。卵(2個)は多めのゴマ油で炒ればOK。

寿司めしは「延命酢」を使用。よく知らないが親がやたらとコレのファンで、うちにも常備させられる。


これを2合分の酢飯に混ぜ、最後に白ごまを振りかければ完成! うーん、今回のしんみり話をなぐさめるかのような、やさしい味。具がシンプルだから、炒りたまごのごま油の香りが引き立つなー。そしてきゅうりのパリパリとしたアクセントも、すごくいい。間違いない取り合わせ! という感じです。

しかし結論は「自分だったら見栄張っちゃって、やっぱりいくらとか散らすわ!」だな。「食意識高い系の客に張り合い出したらキリがない」という割り切りはありつつ、やっぱりそれ以上に注目すべきは予算をグッと抑えるシロさんの主婦力なのでした。お互いへの気遣いといい、あ~偉いわ本当に!

文=スモモスキー

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スモモスキー

スモモスキー
自炊の理想は「早い・うまい・安い」で、ジャンクフード&レトルト食品を否定しない自 称「ずぼら系主婦」。 都内在住の42歳、フ リーランスの在宅ワーク。コモモ(2歳娘)と 夫の3人暮らし。 もっと見る

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■参考にしたドラマはこちら!
きのう何食べた?

【作ってみた】のは、ずぼら系主婦「スモモスキー」さん(レタス隊)。
東京・杉並区在住の44歳、フリーランスの在宅ワーク。コモモ(4歳)と夫の3人暮らし。ずぼらな性格なので、ジャンクフードもレトルト食品も否定しない派。手料理の理想は「早い・うまい・安い」。トマトとブロッコリーばかりをモリモリ食べる、コモモの食事づくりに頭を悩ませる日々。


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