猫が体をなめるのはなぜ? 猫に好かれる人は? 目からうろこの猫トリビア

猫は犬に比べて気まぐれで、不思議な行動をとることも多いですよね。そんなミステリアスなところも猫の魅力ですが、じつは気分屋なのには理由があって、ひとつひとつの行動にもきちんと意味があるのです。
猫好き一家の暮らしを通じて、猫の心理や生態、さらには歴史やお世話の仕方まで学べる書籍、『猫のヒミツ』(KADOKAWA)。マンガを手がけたのは、『ねことじいちゃん』(KADOKAWA)、『まめねこ』(さくら舎)などで知られ、「ねこマンガ界」ではその名を知らぬ人がいないというねこまきさん。監修は東京猫医療センターの院長で、猫医療の第一人者である服部幸氏が務めています。マンガはほのぼのしていてユーモラスですが、解説文は最新の獣医療や動物行動学、ペット栄養学などを根拠にしていると話題です。今回は特別に、そんな『猫のヒミツ』(KADOKAWA)から、3つのヒミツをご紹介します!

猫がワガママなのは当たり前!

気まぐれだからこそ猫は生き残ってきた
猫の性格といえば、気まぐれ、マイペース、クール。ちなみに犬は忠実で我慢強く、両者は対照的な性格といえるでしょう。
猫がこういう性格になったのには、理由があります。ネコ科の動物は(ライオンを除いて)基本的に単独で生活します。どこを縄張りにするか、いつ狩りをするか、どれだけ休息するか、生きるために必要なことはすべて自分で決めるそう。だから相手の顔色をうかがう必要なんてない!のです。
一方、犬はもともと集団で生活する動物で、狩りもチームワークを生かして行います。それぞれ好き勝手に行動したら狩りが失敗してしまいますし、そもそも群れる意味がなくなります。だから意思決定を行うリーダーが必要で、ほかの犬はそれに従う必要があるのです。これって、人間の社会と似てますよね。犬が比較的しつけをしやすいのは、それが必要な社会で暮らしていたからかも。
一方、猫は人間だと〝はみ出し者〞といったところでしょうか。でも、自然環境で暮らす動物たちは、365日が生存競争です。単独生活者の猫が「あいつのために我慢しよう」「あの猫には従わないと」なんて考えていたら、生き残れるわけがありません。猫は〝自己チュー〞だからこそ、今日まで生き延びることができたのです。そう考えると、猫のワガママはかわいいだけでなく、しっかり実利があるんですね!

猫は飼い主に冷たい態度をとることもあれば、急に甘えることもありますが、これはもともと単独生活を送っていたことが関係しているそう。群れないから、相手の顔色をうかがったり空気を読んだりする必要なんてない……。そのときの状況や気分で、最適な行動をとっているというわけです。
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