猫が体をなめるのはなぜ? 猫に好かれる人は? 目からうろこの猫トリビア

#趣味   

猫に好かれるのは“猫かわいがり”をしない人

 

“ 猫かわいがり”するとウザがられる! ?

飼い主さんからすれば、とにかくかわいい猫。

なでたり抱っこしたりしたくなる気持ちは、よ〜くわかります。でも、ひんぱんに猫とスキンシップをとれば絆が強まる、とは限りません。猫によってはかまわれすぎるとストレスになることもあるのです。

大切なのは猫のペースを尊重してあげること。自分から行くのはほどほどにして、猫が甘えてきたときにかわいがるのがオススメ。ただし、なですぎると「気持ちいい」が「不快」に変わり、噛みついてくることも。シッポを左右に振ったり耳を左右に寝かせたりするのはストレスサインなので、それが出始めたらかまうのはNG。

猫にモテやすいのは、意外と猫をあまりかまわない人です。初対面の猫にいきなり近づいたら警戒されるのは当たり前。まずは自分が害のない存在であることを知ってもらいましょう。猫のことをあえて気にせずにいると、逆に猫のほうから寄ってきてくれることもあります。

やってはいけないのが、おびえたり威嚇したりしている猫を〝安心させようとして〞なでること。猫からすると「近づかないで!」という気持ちなので逆効果です。猫が落ち着くまで手出ししないようにしましょう。これは警戒心が強い猫を飼うときも同様。早く仲良くなろうと強引にスキンシップをとるのは、猫にとってストレス。淡々とお世話を続ければ、少しずつ心を開いてくれるはずですよ。

 


田舎で暮らすおじいちゃんとおばあちゃん(たつおパパの両親)は、愛猫・サバからとっても好かれていることがひと目でわかります。その理由をたつおが探ると、猫をかまいすぎていないことが判明。猫がかわいいあまり、何度もなでたり抱いたりすると、ストレスを与えてしまうこともあるそうなので、猫のペースを尊重することが“猫モテ”の秘訣なのでしょう。

猫のヒミツを知ることで、猫がより愛おしくなるし、猫との関係を深めるきっかけにもなるはず!ぜひ参考にしてみてくださいね。

文=奥田直樹

【著者プロフィール】
ねこまき(ミューズワーク)
2002年より名古屋を拠点にイラストレーターとして活動を開始。コミックエッセイをはじめ、犬猫のゆるキャラマンガ、広告イラストなども手がけている。
著書には、実写映画化された『ねことじいちゃん』シリーズ、『ねこアンソロジーコミック ねこといっしょ ニャつらの傾向と対策』(KADOKAWA)、『まめねこ』シリーズ(さくら舎)、『トラとミケ: いとしい日々』シリーズ(小学館)など多数。

【監修者プロフィール】
服部 幸
東京猫医療センター院長、獣医師。動物病院勤務後、2005年より都内の猫専門病院の分院長を務める。12年に「東京猫医療センター」を開院し、13年には国際猫医学会からアジアで2件目となる「キャット・フレンドリー・クリニック」のゴールドレベルに認定される。

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Information

『ねことじいちゃん』で知られる人気マンガ家・ねこまきさんが、猫好き一家の猫まみれライフを描く。ほのぼの&コミカルなマンガを楽しみながら、猫が不思議な行動をとる理由や、猫に好かれるコツ、さらには猫の健康を維持する方法まで学ぶことができる。監修は猫のスペシャリストである東京猫医療センター院長の服部幸氏。同氏が病院で体験した猫の仰天事件をテーマにしたマンガも収録。

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