「ダサい」「太っててクマみたい」グループ内でのいじり合いに息苦しさを感じる/あのころの自分への呪いにさよなら(8)
自分へのいじりが増えてきたことを不審に思うユイ。息苦しさを感じるものの、仲間はずれにされる恐怖から言い返すこともできず、ついミレイたちの顔色を伺ってしまう日々が続きます。
子どもと大人の狭間で揺れ動く思春期は、人生の中でもとくに大切な時期。友達関係のトラブルは心身にも大きな影響を及ぼし、不登校などの問題にもつながります。大人になってからも過去の記憶に囚われ、我慢と諦めを繰り返す日々を送るユイ。多感な時期の子どもが安心して過ごせる環境の大切さを、改めて考えさせられます。
著=もつお/『あの頃世界のすべてだった学校と自分への呪いにさよならするまで』(KADOKAWA)
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