泡立てた生クリームがボソボソに… スイーツ作りの悲劇あるあるを防ぐ方法/食いしん坊ライターWが聞く!お菓子作りライフハック

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食欲そそる甘~いお菓子を食べるのは大好き! だけど作るのは苦手な食いしん坊ライターWが、「レタスクラブアンケート部」に寄せられた、お菓子作りのお悩みを1つずつ解決していきます。
今回は意外と苦戦しがちな生クリームの泡立て方がテーマです。

デコれない……! 生クリームの悲劇を避けるには?

意外と泡立てが難しい生クリーム


レタスクラブアンケート部の皆さんにお菓子作りのお悩みを聞いたところ、多かったのが「生クリームのベストな状態に泡立てられない」問題。
・生クリームの泡立てが足りなくて飾り付けがドロドロになった。
・生クリームを泡立てすぎたのかボソボソになってしまった。
・まだまだ柔らかいし…とハンドミキサーで泡立てていたら分離してしまった。
といったコメントが寄せられました。

私も個人的にケーキを作る際、スポンジケーキは市販品を使っても、生クリームだけは必ず自分で泡立てています。泡立て方はいたってシンプルで、ボウルに砂糖と生クリームを入れて冷やしながら混ぜるだけなのですが、案外むずかしかったりしますよね…。

そこで、お菓子研究家の森崎繭香先生に、デコレーションケーキにベストな生クリームの泡立て方を教えてもらいました。

失敗の主な原因は泡立てすぎ!
生クリームを泡立てる上で発生する失敗は、おもに泡立てすぎが原因。「泡立てが足りなくてダレちゃうのはイヤだから、しっかり泡立てよう!」なんて思っているうちに、気づけば見るも無残なモロモロ状態に……、なんてことが多いようです。

失敗した生クリームは見るも無残なボソボソ状態……


これを避けるためには、ハンドミキサーを低速から高速へ調整し、2段階で攻めることが重要だそうです。まずは低速でとろみがつくまで混ぜ、続いて高速に切り替えて好みの状態までかくはんしてフィニッシュです。

デコレーションケーキにベストな、いわゆる「八分立て」は、泡立てた生クリームの先がピンと立ち、すぐにペコリとお辞儀するくらいが理想。この状態を過ぎると、なめらかにデコレーションできず、ボソボソとした舌ざわりになるので気をつけましょう!

生クリームの選び方
生クリーム作りで次に大事なのが、生クリーム選び。大きく分けて生クリームは、あっさりした口あたりの植物性と、コクのある動物性とがあります。植物性は泡立てるのにやや時間がかかりますが、その分、泡立てすぎる心配が少ないといえます。一方の動物性は、泡立ちが早くあっという間にボソボソになってしまい、初心者にはやや扱いにくいかもしれません。
最近は、植物性と動物性をミックスした商品も出ており、泡立てやすくおいしさもキープされています。まさにいいとこどりなので、試してみる価値大ですね。

それでも失敗してしまったら
泡立てすぎた生クリームを捨てる、なんて心が痛みますよね。せっかく準備したのに…と立ち直れないくらい凹んじゃいそうです……。そこで森崎先生に、失敗した生クリームのおいしい活用法を聞きました。
「ココアやコーヒーにのせたり、フルーツサンドにしたりするのがおすすめです! もしくは、泡立てていない生クリームが残っていれば、それを追加して泡立てし直すのも◎」なんだとか。

失敗してもあせらない! ドリンクに添えておいしくいただけます


コツをマスターしてお菓子作りを楽しみたいですね!

生クリームの泡立て方を教えてくれたのはおかし研究家の森崎先生

▶今回教えてくれたのは
森崎繭香さん

お菓子・料理研究家。シンプルな材料とレシピで作る、今どきスイーツが大好評。人とワンコが仲よく一緒に食べられる、無添加おやつのオンライン販売も行っている。

取材・文=渡辺ゆき

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