ゼリーが固まらない原因は?やりがち3大失敗と対処法【ゼラチンの正解】

「ゼリーを作ったのに、なぜか固まらない……」
そんな経験、ありませんか?
ローカロリーで手軽、オーブン不要で簡単に作れるはずのゼリー。
それだけに、半日経ってもゆるゆるのままだとショックも大きいですよね。
今回は、「レタスクラブアンケート部」に寄せられた
ゼリーが固まらない!というお悩みをもとに、
お菓子研究家・森崎繭香先生に原因と対処法を教えていただきました。
ゼラチンゼリーが固まらない…よくあるお悩み
読者の方からは、こんな声が届いています。
●ワクワクして作ったのに固まらなかった…
●子どもと一緒に作ったのに失敗してガッカリ
●冷蔵庫に入れても全然固まらないのはなぜ?
●生フルーツを入れたらゆるゆるに…
ゼラチンを入れたはずなのに、どうして固まらないのでしょうか?
ゼリーが固まらない3大原因をチェック!

原因① ゼラチンがきちんと溶けていない
まず疑うべきは、ゼラチンの溶け残り。
ゼラチンは、しっかり水でふやかさないと溶けにくい性質があります。
吸水が不十分なまま加えると、凝固力が発揮されません。

■ポイント
指定量の冷水で、しっかりふやかす
ダマが残らないよう、完全に溶かす
原因② ゼラチンを沸騰させてしまった
次に多いのが、ゼラチンを沸騰させてしまうミス。
ゼラチンは沸騰すると、凝固力が弱まってしまいます。
加熱する場合は、沸騰直前までが鉄則。
■ポイント
電子レンジや鍋で加熱しすぎない
グツグツ煮立てない
原因③ 固まりにくいフルーツを使っている
意外な盲点が、フルーツの種類。
以下のフルーツには、
ゼラチンのたんぱく質を分解する酵素が含まれています。
■NGフルーツ
●パイナップル
●キウイフルーツ
●メロン
これらを生のまま使うと、ゼリーが固まりにくくなります。
➡使いたい場合は、加熱済みの缶詰を選ぶのがおすすめです。
固まらなかったときの救済策「追いゼラチン」
「もう失敗…飲むしかない?」
そんなときでも、やり直しは可能です。
森崎先生いわく、
「固まっていないゼリー液を再び温め、
じゅうぶんにふやかしたゼラチンを追加してよく混ぜます。
器に入れて粗熱を取り、冷蔵庫へ。
三大原因をクリアしていれば、きちんと固まるはずですよ」
※ただし、ゼラチン量が増える分、ゼラチン特有の風味がやや強くなる点には注意しましょう。
ゼラチン以外で固める方法もおすすめ
粉寒天
●スーパーで手軽に買える
●海藻由来
●凝固力が非常に強い
●常温でも固まる
●食感はプリッと歯切れ良し

アガー
●海藻・植物由来
●透明度が高い
●ゼラチンと寒天の中間の食感

■注意
ゼラチン用レシピを、
そのまま寒天やアガーに置き換えるのはNG。
必ず専用レシピで作りましょう。
ゼリー作りは「コツ」を知れば失敗しない!
ゼリーは、家にある材料で作れる手軽なスイーツ。
だからこそ、ゼラチンの扱い方を知っているかどうかで、仕上がりに大きな差が出ます。
今回のポイントを押さえて、失敗しにくいゼリー作りを楽しんでくださいね。

▶今回教えてくれたのは
森崎繭香さん
お菓子・料理研究家。シンプルな材料とレシピで作る、今どきスイーツが大好評。人とワンコが仲よく一緒に食べられる、無添加おやつのオンライン販売も行っている。
人物撮影=福尾美雪/取材・文=渡辺ゆき
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