めんどくさっ!でもうまっ!手作りサルシッチャがあると食生活と心が豊かになる

#食   

オミクロン株の拡大でまた外食が制限されるようになってしまいましたね。
お酒を心ゆくまで楽しみながら、おいしいものが食べたい! 
その欲望を自宅で満たすため、食いしん坊ライターが、『絶対失敗しないやつだけ!イタリアン好きオヤジの絶品晩ごはん』(KADOKAWA)から、手作りサルシッチャにチャレンジしてみました。

著者のまーやさんいわく、「このレシピで作ればレストランの味が再現できる」というレシピが詰まった一冊ですが、実際のところはどうなんでしょうか?

まーやさんのレシピは、『お料理DIY』とも言われ、手間と時間をかけた本格的なレシピが多いのが特徴です。普段『お手軽』『簡単』レシピが大好物のわたしが、最後まで諦めずに作れるのでしょうか…!?

材料はこちら!


材料はこちら。

・豚かたまり肉 700g(うで肉がおすすめだそうですが、今回は肩ロース肉を使いました)。
・卵白 1個分
・セージ 適量
・パルミジャーノ・レッジャーノ スプーン2杯分
・塩・こしょう 適量

まずは、豚かたまり肉を包丁でミンチ状にします。余分な油を取り除きながら、最初は細かく切って、そのあとは包丁で筋を断ち切るようにざくっざくっと細かくしていきます。

豚かたまり肉を包丁でミンチ状に


体力と根気のいる作業ですが、フードプロセッサーを使ってしまうと、筋が残ってしまうそうなので地道に包丁でミンチにします。

地道に包丁でミンチに


粘りが出るくらいまで細かくしたら、ボウルに入れて、卵白、細かく刻んだセージ、パルミジャーノ・レッジャーノ、塩・こしょうを加えてこねこね。
ちなみに残った卵黄はしょうゆ漬けにして翌日にご飯にかけて食べました! 一石二鳥!

ボウルに入れてこねこね


全体が混ざったら、少しだけ取り出して焼き、味見をします。お好みで塩加減を調整。

味見してOKなら、ラップで巻いていきます。サルシッチャとはソーセージのことなので、普通なら豚などの腸に詰めるのですが、今回のレシピはラップを使うものなのでお手軽

ラップで巻いていきます


お肉をのせたら、キャンディのようにくるくる巻きます。ラップが破けたら肉汁が飛び散ってしまうので二重に。この時、両端は長めにラップを出しておくと、両端が結びやすいです。

お肉をのせたら、キャンディのようにくるくる巻きます


蒸し器に並べ入れ、ごく弱火で90分加熱します。
スマホを見たり、家の掃除をしたりしながら待つこと90分でこんな感じに。

蒸し器に並べ入れ、ごく弱火で90分加熱


すぐにでも食べたいのですが、粗熱を取ってから冷蔵庫に入れて一晩置きます。
翌日、わくわくしながらカット! 断面はこんな感じ! すごい! 赤みと脂身が美しい本格的な色合いです!!

断面はこんな感じ!


そのまま食べるのもいいですが、同じく『イタリアン好きオヤジの絶品晩ごはん』にレシピがあったオイルパスタにしてみました。

オイルパスタにしてみました


薄切りにしてグリル野菜と一緒に盛り付けたら、お客さまにも出せるおしゃれ料理になりそうです。

味の方も肉の旨味がすごいです。ギュッとしていて肉を食べる喜びが味わえます。
強いて言うならばセージをもう少し足してもよかったかもしれません。
こうして「次はこうしてみよう」と試行錯誤できるのも、まーやさんのいう「お料理DIY」の楽しみですね。

ちなみに、翌日はキャベツのスープにサルシッチャをインして食べました。質素な味わいが急に豪華に!

薄切りにしてグリル野菜と一緒に盛り付け


とても手間がかかるけれど、家にサルシッチャがあると、「あれに入れてみようかな」と考えを巡らすことができて楽しいです。

とにかく包丁で丁寧にミンチにするのだけが山場! それさえ乗り越えたらおいしくてすばらしい自家製サルシッチャの世界が広がっています。
お家時間を持て余しているという皆様もぜひお試しください。
自家製パンチェッタ(塊のベーコンみたいなもの)など、まーやさんのレシピは食品添加物なし。自分でで作れるので、お子様に安心な加工食品を食べてもらいたいという方にもおすすめです。

文=須川奈津江

『絶対失敗しないやつだけ!イタリアン好きオヤジの絶品晩ごはん』著者プロフィール
まーや
30年間パスタを食べ続ける、元イタリアンレストランシェフ兼オーナー。やみくもに料理を作る忙しい毎日に疑問を覚え、純粋においしい料理を作って食べる日々を過ごすためYouTuberの道へ。自身のチャンネル「まーやの料理チャンネル」はチャンネル登録者数10万人を超える。視聴者には親近感たっぷりに「おっちゃん」と呼ばれ、他の料理系YouTuberとは違う料理の「ガチ感」とトークの面白さがツボにハマると大評判。モットーは「美味い料理があれば幸せに生きられる」。

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