おかずは全て冷凍OK!ストックできる幼児食でご飯の準備がグンとラクに!

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1歳ごろからはじまる幼児食は、年齢に合った味つけや使用食材、食材の切り方など、調理にもちょっとした工夫が必要です。しかも、幼児期の子どもは気分によって食べムラがあったり、食べ物の好き嫌いがあったり、すんなり食べてくれない日もあります。

「子どもには、栄養があるものをなるべくたくさん食べて欲しい!」
そんなパパ・ママにおすすめなのが冷凍できて子どもも大人も喜ぶ「作りおきレシピ」です。
大人と子どもが一緒に食べられる味つけのレシピなら、別々に調理する手間もナシ! 冷凍できるおかずなら、時間がある日や休日に冷凍ストックしておけば、平日はサッと解凍するだけですね。

●お肉が苦手な子も食べやすいそぼろ肉じゃが

お肉が苦手な子や野菜不足が心配な子におすすめなのがこちら。
子どもがお肉を噛み切りやすいように鶏ひき肉を使っていて、野菜もたっぷり! これ一皿でたんぱく質やビタミンなどを補うことができる、保育園児からも人気のメニューです。
レシピは宅配幼児食を専門に扱う「hoemal」の管理栄養士が考案しているので、栄養面もバッチリ! 根菜をメニューに取り入れることで、噛む力も育ちやすくなります。

【そぼろ肉じゃが】

1歳~1歳半の子どもに超人気!「そぼろ肉じゃが」

◆材料(大人2人分+子ども2人分)
鶏ひき肉…200g
じゃがいも…4個
たまねぎ…2個
にんじん…1/3本
春雨…30g
長ねぎ…10g
サラダ油…大さじ1
A 
 砂糖、酒。うす口しょうゆ…各大さじ2
 水…1/2カップ

◆作り方
1 春雨はゆでてザルにあげ、水気を切る。じゃがいも、たまねぎ、にんじんは1.5cm角に切る。

2 フライパンに油を熱し、ひき肉、じゃがいも、たまねぎ、にんじんを入れて中火で炒める。

3 Aを加えて10分程度煮る。春雨と小口切りにした長ねぎを加え、ひと煮立ちさせる。

●自分で食べたい気持ちが育ってくる1歳〜1歳半

こぼしたり、ひっくり返したりしながらも「自分で食べたい」という気持ちが育ってくる1歳〜1歳半。この時期は自分でつかみ食べがしやすい「ごまみそ焼きおにぎり」がおすすめです。炭水化物をしっかり摂ると、成長期のからだを作る助けになりますよ。

【ごまみそ焼きおにぎり】

1歳~1歳半の手づかみ食べに「ごまみそ焼きおにぎり」

◆材料(大人2人分+子ども2人分)
ご飯…200g
A
 みりん…小さじ1と1/2
 白すりごま、みそ…各小さじ1

◆作り方
1 ご飯を5等分しておにぎりにする。

2 Aを混ぜ合わせて1の表面に塗る。

3 トースター(800W)で5分程度焼く。

●イヤイヤ期で食べムラも激しい1歳半〜2歳

イヤイヤ期の子どもの相手をしながら、食事の準備をするのはなかなか大変ですよね。
ツナ缶は骨取りなどの処理が不要で、子どもも食べやすい食材のひとつ。常にストックしておくととっても便利です! そんなツナ缶を使って、捕食や夕飯のメニューにも重宝しそうな小松菜チャーハンを作るのはいかがでしょうか。短時間で簡単にでき、小松菜を入れることで鉄分、ビタミンCなども補えますよ。

【小松菜チャーハン】

1歳半から2歳には「小松菜チャーハン」

◆材料(大人2人分+子ども2人分)
小松菜…1/2束
長ねぎ…1/2本
ツナ缶(水煮)…70g
ご飯…400g
サラダ油…大さじ1
塩…少々

◆作り方
1 小松菜は1cm幅にきざむ。長ねぎはみじん切りにする。

2 フライパンに油を熱し、1を入れて中火で炒め、しんなりしてきたらツナを缶汁ごと加え、汁気を飛ばす。

3 ご飯を加えて混ぜ合わせ、塩で味を調える。

●噛む力を育てたい3〜6歳

徐々に大人の食事に近づき、味覚の幅や食体験を広げたいころ。
食事のマナーを身につけながら、よく噛むことを覚えたい時期でもありますね。「じゃがいもチヂミ」はもちもちとした食感で食べ応えも十分! 生地を混ぜるところから、子どもにお手伝いをしてもらうのもいいですね。

【じゃがいものチヂミ】

3歳~6歳におすすめ「じゃがいものチヂミ」

◆材料(大人2人分+子ども2人分)
じゃがいも…2個(300g)
A
 上新粉、薄力粉…各50g
 塩…小さじ1/2

水…1/2カップ
サラダ油…大さじ1
B
 しょうゆ…大さじ2
 酢…小さじ2

ごま油…大さじ1

◆作り方
1 じゃがいもはせん切りにして水(分量外)にさらし、水気を切る。

2 ボウルに1を入れてAをまぶし、生地がゆるくなりすぎないように様子を見ながら水を加えて混ぜる。

3 フライパンに油を熱し、2をうすく広げて中火で焼く。片面がこんがりと焼けたらひっくり返してもう片面も焼き色がつくまで焼く。

4 鍋にBを入れて中火にかけ、ひと煮立ちさせたら、火を止めてごま油を加える。食べる際に好みの大きさに切った3を添える。

これらのレシピを参考に、毎日のご飯作りをラクしちゃいましょう!

本記事は『1歳から6歳の子どもごはん 365日の幼児食 冷凍できる作りおきレシピ』より抜粋・編集しました

文=宮本貴世

【著者プロフィール】
homeal(ホーミール)
「幼児食の悩みをゼロに」をミッションに掲げる幼児食D2Cブランド。大人も一緒に楽しめる本格味わいの幼児食宅配サービスを中心に、幼児食を知れるマガジン、子どもの成長に合わせたチャットサービス、コミュニティなどを提供。

中村美穂(監修)
管理栄養士・料理家。保育園栄養士として乳幼児の食事や食育などを手がけ、2009年に独立。料理教室「おいしい楽しい食時間」を主宰するほか、メディア監修やレシピ提供、スタイリング、乳幼児食講師など幅広く活動。

西川剛史(冷凍監修)
冷凍生活アドバイザー。冷凍食品の商品開発などの経験を生かし、現在は冷凍専門家として活動中。年間約1000品の冷凍食品を試食し、累計1万品以上の冷凍食品を実食。homealではサービス立ち上げ前から冷凍幼児食の商品開発に携わっている。

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