水族館の魚が「美味しそう」なのは日本だけ? 水族館での「不謹慎発言」に公式がお墨付き
水族館で魚を見るとき、「かわいい!」「きれい!」という感想の他に、ついつい「おいしそう…」と思ってしまう人も少なくないはず。時々「不謹慎だ」という批判も上がるこの話題ですが、「おいしそう」肯定派に力強い味方が現れたようです。
■「美味しそう」が公式に認められた!?
今年5月、とあるTwitterユーザーが水族館に掲示されていたポスターを投稿。その写真には「水族館で『美味しそう』OKです! 『美味しそう』は、お魚たちが元気な証拠です。褒め言葉と思ってたくさん使ってください!」という言葉が。
このポスターを掲示しているのは熊本県の天草パール・センターにある「シードーナツ」という水族館。日本で2つしかない「海に浮かぶ水族館」で、パール・センターの公式ホームページでは「水深3mの館内」という見慣れない言葉で紹介されています。
シードーナツのポスターには、「これ言ったら元カレに驚かれた…」「不謹慎って言われるけど普通だよね!」「私だけじゃなかったんだ、安心した~」との声が。
実は、新江ノ島水族館も2007年に公式ブログで「『美味しそう』と、声をあげるお客さんもいます。実はこういったお客さん、相当います!」「展示生物に対するこのような発言、皆さんは不謹慎だと思いますか? 私は、率直な感想だと思います」とコメント。新江ノ島水族館では以前「食卓の魚コーナー」という名前で「鮮魚コーナーの魚たちの生態」などを展示していただけに、「美味しそう」という感想には理解があるのかもしれません。
他にも、愛知県の竹島水族館では魚の説明に「食べ方」が記されていたり、実際に人気の深海生物が食べられる「ぶっかけ押し寿司」が販売されていることも。高知県の桂浜水族館や、山口県のなぎさ水族館でも食べ方の指南が貼られているのが目撃されています。もちろんシードーナツでも、「マアジが釣れたら…」などと題して刺身やフライなど、かなり親切な食べ方の掲示が行われています。
■生きた魚に「美味しそう」は日本人だけの感覚?
シードーナツの掲示には「水族館で魚を見て『美味しそう』と思うのは日本人くらいなんだそうです」という言葉も。実際、「昔外国人と電話して釣りの話になって『美味しそう』と返したら無言になった…」という声や、日本で暮らすロシア人の方のブログには「泳いでいる魚を『おいしそう』だなんて、一度も思ったことはありません」という言葉も。
逆に、香港出身のアグネス・チャンは日本で鳩を見つけると、「絶対食べちゃいけない」と分かっていても一番太っている鳩を目で追ってしまうそう。日本人からすると驚きですが、中国やフランスでは鳩はご馳走なので、私たちが水族館で「美味しそう」と思うのと同じ感覚なのでしょうね。
【東京ウォーカー/記事提供=レタスクラブ】
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