大人の足の甲に子どもの足を乗せ、息を合わせて進む「たけうま」/おばたのお兄さんが教える親子エクササイズ(4)

家にいる時間が長いと、どうしても運動不足になりがち。夏休みで体を持て余しているお子さんも多いのではないでしょうか。できれば親子で体を動かして、一緒に運動不足を解消できるといいですよね。
そんな時にぜひチャレンジしてほしいのが、運動神経バツグンのお笑い芸人・おばたのお兄さんが教える新感覚エクササイズ! スーパーのレジ袋を使った遊びや体を動かすリズムゲームなど、親子で楽しく遊びながら反射神経や体幹を鍛えることができるエクササイズです。
特別な道具はいらないし、家ですぐにできるから、運動やスポーツはちょっと苦手というお子さんでも続けられるはず。日本体育大学卒でお笑い芸人という、おばたのお兄さんならではの知識とアイデアが満載のエクササイズで、「運動って楽しい!」という時間を親子で共有しませんか?
※本記事はおばたのお兄さん著の書籍『おばたのお兄さんといっしょ 親子で楽しむポジティブエクササイズ』から一部抜粋・編集しました
紹介してくれたのは:おばたのお兄さん
吉本興業所属のピン芸人。日本体育大学卒でよしもとアスリート芸人としても名を馳せる。アイドルグループ吉本坂46のメンバーでもある。【資格】中高保健体育教諭免許/キッズコーディネーショントレーナー(NESTA)/メンタルトレーニングスペシャリスト/スポーツフードスペシャリスト/スキー検定1級
【スポーツ歴】[野球]小学校3年生~高校3年生/[アルペンスキー]元新潟県地区強化指定選手/[剣道]全国大会出場(日本武道館)/[ラクロス]関東学生リーグ優勝/2008年 国際雪合戦大会優勝
たけうま
竹馬(たけうま)を見たことあるかな?たけうまは竹のような緑色のどうぶつで……そんなのいないわい! 大人をたけうまだと思って乗りこなそう。
【ここに効く!】
・リアクション
・バランス
1.大人が子どもの手を握り、足の甲(こう)に乗せる
足の甲に乗るのって、意外とぐらぐらして立ちづらいよね。さあ、これで歩いて行けるかな? たけうまを上手に乗りこなすポイントは、大人が子どもの動きに合わせてあげることだよ。チャレンジしてみよう。

2.子どもが前に進むのに合わせて、大人が後ずさりする
はじめは、子どもが前に進む方が簡単だから、そこからやってみよう。大人が左、右、左、右と声をかけてあげて後ずさりすると、子どもは歩きやすいんだ。大人はかけ声と反対の足を動かすのを忘れずに!


3.子どもが後ずさりするのに合わせて、大人が前に進む
今度は反対の動きだよ。少し難しくなるけど、コツをつかめば簡単だ。たけうまのポイントを思い出して、大人がうまく誘導してあげてね。前後どっちも行けるようになったら、部屋のなかを歩き回ってみよう。

【POINT】
●大人はすり足で歩くと子どもも歩きやすいよ
●上手にできるようになったら公園でダッシュだ!
ウシとウマ
ルールは大人がウシと言ったら右に、ウマと言ったら左に動くだけ。簡単な遊びだけど、ほかの動きを加えることで難しさのレベルが変わってくるぞ。
【ここに効く!】
・リアクション
・判断力
1.大人の前に子どもが立って準備をする
大人がウシやウマとそのまま言うんじゃなくて、ウーシやウーマと言葉を伸ばしてあげることで、子どもの反応速度と判断力が鍛えられるぞ。はじめはウシで右手、ウマで左手を上げるルールで慣れさせよう。

2.合図(ウシ、ウマ)に合わせて子どもが反応する
合図に合わせて、子どもを動かしてみよう。言葉を伸ばす時間を短くしたり、長くしたりして反応速度を高めるんだ。慣れてきたらウシのときは、ウシのマネをして、モーと鳴くとか工夫してみて。鳴き声だけじゃなくて、ウシやウマの動きもあわせてやってみたら面白いぞ。


【POINT】
●イカとイヌみたいに合図を変えてやってみよう
●いろんな動物の鳴き声や動きを研究してみてね
著=おばたのお兄さん/『おばたのお兄さんといっしょ 親子で楽しむポジティブエクササイズ』(KADOKAWA)