小さな1粒においしさと「美」のための栄養がぎゅっ! 旬到来の国産「ぶどう」

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8月下旬ころからさまざまな品種が出回る国産の「ぶどう」

暑かった夏もそろそろ終盤。今ごろから9月中旬ごろまでに多く出回るのが「ぶどう」です。皮の中にぎゅっと詰まったみずみずしい果肉はさわやかな甘さで、つい1粒、また1粒と手がのびてしまいますよね。
「ぶどう」は単においしいだけでなく、ミネラルやビタミンなど女性が積極的に摂りたい栄養素も多く含んでいるくだものなんです。

抗酸化作用をもつポリフェノールやビタミンで老化予防に期待!


「ぶどう」に含まれる成分として、よく知られているのがポリフェノールです。老化のもとになる体内の活性酸素の発生を防いだり、取り除いたりする「抗酸化作用」をもち、体を若々しく保つほか、がんや動脈硬化の予防、目の疲れの回復などに役立つ成分として注目されています。
ビタミンは、ビタミンA、ビタミンB1を中心に、ビタミンB2、C、B6といったさまざまな種類が含まれ、美肌効果に期待できます。

農園でのぶどう狩りもこの時季の楽しみ!

そして、「ぶどう」といえば「酒石酸(しゅせきさん)」という成分にも注目!あまり聞きなれないですが、くだものの中では「ぶどう」に多く含まれている酸味成分です。ワインを作るときに沈殿物としてあらわれる成分で、その色や味に影響を与えているとも。整腸作用や疲労回復に効果があるとされています。

このほか、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出し、むくみ解消を助けるカリウム、疲労回復や脳のエネルギーとなるブドウ糖も豊富です。

色とりどりの国産「ぶどう」。種がない食べやすい品種も多くあります


世界中で栽培されている「ぶどう」。日本では生で食べるのが主流ですが、世界では約8割がワインなどに使われています。
紀元前4000年~3000年ごろには、古代エジプト、古代メソポタミア(現在のイラクやシリア)、古代ペルシア(現在のイラン)で栽培され、シルクロードから中国を経て日本へ伝来したといわれています。鎌倉時代に現在の山梨県甲州市で栽培が始められたとされ、明治時代以降は「デラウェア」のような品種が栽培されるようになりました。
主な品種には以下のようなものがあります。

◆デラウェア
収穫期は、7月中旬~9月上旬(露地)。1850年ごろ、アメリカのニュージャージー州で発見され、1855年にこの名が付けられた。1872(明治5)年に日本に持ち込まれました。果粒は約1.7gととても小さく、強い甘味と適度な酸味が特徴。ほとんど種がないため食べやすく、一部はワインにも使われています。

そのまま食べるだけでなく、一部ではワインの原料としても使われる「デラウェア」


◆ピオーネ
収穫期は、8月下旬~10月上旬(露地)。静岡県田方郡伊豆長岡町(現 伊豆の国市)で「巨峰」と「カノンホールマスカット」をかけ合わせて作られ、1973(昭和48)年に「ピオーネ」の名に。1粒は15~20gとかなり大きめ。糖度が高く、渋みや酸味は少ないため、食べやすく上品な味わいです。現在では出回っているピオーネの多くの果実が種なしです。

◆巨峰(きょほう)
収穫期は8月上旬~10月下旬(露地)。静岡県田方郡中伊豆町(現 伊豆市)にあった大井上理農学研究所で作られた品種で、1942(昭和17)年に「巨峰」と命名。1粒が10~15gと大きくて、とても甘く酸味も少ないため、食べごたえがあります。

◆シャインマスカット
収穫期は8月中旬~9月下旬(露地)。広島県にある農研機構 果樹研究所で作られ、2006(平成18)年に品種登録されました。粒は「巨峰」と同じくらいの大きさで、鮮やかな黄緑色。マスカットのような香りを持ち、甘味が非常に強く、酸味は弱めです。種がないうえ、皮ごと食べられて、近年は人気上昇中。年々市場での取扱い数量が増加しています。

すっかり定番人気となった「シャインマスカット」


◆マスカット・オブ・アレキサンドリア
収穫期は9月中旬~10月下旬(無加温)。北アフリカ原産といわれ、古くから地中海沿岸の国で栽培されてきた品種。「ぶどうの女王」の異名を持ちます。日本には明治時代初期に導入され、高級な温室ぶどうとして岡山県などを中心に広まりました。皮は指先で簡単にむくことができ、とても甘くて酸味は弱く、歯切れのよさが魅力。

◆ベリーA
収穫期は9月上旬~10月上旬。新潟県頸城郡北方村(現 上越市)で誕生。1940(昭和15)年に「マスカットベーリーA」の名が付けられました。1粒の大きさは7gほど。甘みも酸味も控えめでくせがなく、生食にもワインの原料にも向いています。

ミニ知識と簡単レシピを知って「ぶどう」をもっとおいしく食べよう!


おいしい「ぶどう」の選び方

果実に傷やつぶれがなく軸から取れていない、軸が太くて褐色になっていないものを選びましょう。果実の表面に白い粉(ブルーム)がふいているものは、新鮮な証拠です。「ピオーネ」や「巨峰」などの黒系、「デラウェア」などの赤紫系は果皮の色が濃いもの、「シャインマスカット」などの黄緑系ではやや黄色のものがおいしいとされていますが、一般的に多く出回っている緑色の果実もさっぱりとしたおいしさです。

おいしい食べ方

「ぶどう」は房の先端(下)から食べましょう!軸側(上)に近い果粒ほど甘い傾向があるので、甘味が少ない先端(下)の方から食べると、最後まで甘くおいしく食べられます。

下から上にむかっていただく


上手な保存方法

皮に見られる白い粉(ブルーム)は「ぶどう」自身が出す天然成分で、病害や乾燥から果実を守り、鮮度を保つ役割を持っています。なので、洗い流さず、乾燥を防ぐため新聞紙やポリ袋に入れて涼しい場所で保存すると、おいしさが長持ちします。

皮に付いた白い粉(ブルーム)はおいしさを保つための天然成分。洗わずに保存を


実は冷凍もできます!

巨峰などの「大粒」とデラウェアなどの「小粒」ぶどうでは、冷凍方法が異なります。
巨峰やピオーネなどの大粒ぶどうは、よく水洗いしてキッチンペーパーなどで水気を取り、1粒ずつキッチンバサミなどで軸から外して保存容器・保存袋に入れて、冷凍庫へ入れます。
また、デラウェアなどの小粒ぶどうは、よく水洗いしてキッチンペーパーなどで水気を取り、1房ずつラップに包んだ後、保存袋に入れて冷凍庫へ入れます。
凍ったまま食べればシャーベットのような味わいに。大粒ぶどうは凍ったまま半分に切って種を取ってからスムージーにするのもおすすめです。
※シャインマスカットも冷凍できますが、冷凍すると食感が変化し、香りも損なわれてしまうデメリットがあります。シャインマスカットの本来のおいしさを存分に味わいたいなら、なるべく冷蔵の状態で早めに食べきるのがおすすめです。

冷凍した「ぶどう」はヘルシーなシャーベットのよう

種のある・なし

同じ品種でも種があるものとないものありますが、これは「ジベレリン処理」によるもの。
ジベレリンは植物ホルモンの一種で、ぶどうの花をジベレリン液で浸漬処理すると種のない果実ができることから、人工的に種なし果実を作るときに使われています。「デラウェア」「ピオーネ」「シャインマスカット」などは、「ジベレリン処理」をされた種のないものが多く出回っており、子どもにも食べやすいと人気です。

ぶどうのオートミール

オートミール(インスタントオーツ)に牛乳をかけてふやかし、はちみつをたらしたら、「ピオーネ」と「シャインマスカット」を半分に切ってのせます。「ぶどう」にはブドウ糖や果糖など体に吸収されやすい糖質が多く含まれているので、素早くエネルギーをチャージしたい朝食にぴったり!オートミールで食物繊維、牛乳でカルシウムなども簡単に摂れます。

「ぶどうのオートミール」朝食におすすめ

食べ方提案= 牧野直子 撮影=澤木央子

ぶどう豆腐ジェラート

絹ごし豆腐1/2丁、牛乳1/4カップ、はちみつ大さじ3、皮をむいてみじん切りにした「ぶどう」(巨峰など)10粒(約200g)をボウルに入れて泡立て器でよく混ぜます。冷凍室に入れ、30分たったらフォークなどでかき混ぜます。これを2~3回繰り返せば完成! フードプロセッサーやミキサーがある場合は、凍らせてからなめらかになるまでかくはんするだけでOKです。器に盛ったら、好みでぶどうを添えても。
さっぱりヘルシーな豆腐風味に、甘酸っぱい「ぶどう」がぴったりマッチした、さわやかなデザートです。

豆腐と「ぶどう」で作る、さっぱりヘルシーな「ぶどう豆腐ジェラート」

レシピ制作=重信初江 撮影=竹内章雄

形も色も粒の大きさはさまざまですが、甘くジューシーで、女性にうれしい成分もたっぷり含まれている「ぶどう」。今年は、あれこれ食べ比べて好きな品種を探してみてはいかが!?


文=岡田知子(BLOOM)
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