いつものそうめんがこんなにおいしくなるなんて!実はめちゃくちゃ簡単だった「ゆで方&自家製めんつゆ」

テレビや雑誌を中心に活躍する料理家のきじまりゅうたさんが、料理の基礎やコツをご紹介!
調理がラクになるちょっとしたコツや、料理が飛躍的に上手くなるノウハウ、誰も教えてくれないマル秘テク、目からウロコの簡単レシピなど「料理はおもしろい」ことを伝えたいと語るきじまさんのyoutubeチャンネル「きじまごはん」から、編集部厳選の記事をお届けします。
今回は「そうめんのゆで方・締め方・盛り付け」と「手作りめんつゆ」の作り方をご紹介します。暑い季節においしいそうめんが、さらにおいしく食べられちゃいますよ! きじまさんの明るいキャラクターとともに、一緒に料理を楽しんでいきましょう。
夏の最強レシピ! シンプルなのにウマすぎる「めんつゆ」の作り方

【材料】
そうめん:150〜200g
みょうが:1個
細ねぎ:2本
めんつゆの材料
だし汁:400ml
しょう油:100ml
みりん:100ml

まずは、めんつゆの作り方をご紹介します。
夏に活躍するそうめんですが、手作りのめんつゆは実は簡単でホントに美味しい!
冷蔵庫で保存も可能なので、ぜひ作ってみてください!
僕は、だし汁4:しょう油1:みりん1の4:1:1でめんつゆを作ります。
わが家では祖母の代からこの割合で作っています。
ちょっと甘めのつゆですが、もっと甘めが好きな方は砂糖を足したり、甘いのが好きじゃない方はみりんを減らしたり、好みのバランスで作ってくださいね。
僕は覚えやすいので、ずっと4:1:1で作っています!

まず、みりんを煮立ててアルコールを飛ばしていきます。
鍋にみりん100mlを入れ、火にかけます。
みりんが鍋の中でふつふつしてきたら、僕はフランベしちゃいます。
なぜなら、フランベが好きだから!
でも別にしなくていいですよ(笑)
※フランベすると糖度が強くなりすぎて、鍋の中が焦げちゃったりするので注意してください

煮立ったら弱火にして30秒待ちます。
香りを嗅いで酒っぽさを感じなければOKです。

しょう油100mlを加えます。

しょう油を入れて沸騰してきたら、だし汁400mlを加えます。
もう一度煮立ったら、火を止めて冷まして、めんつゆの完成です!
しっかり冷やしてから使うとおいしいですよ。
※顆粒だしで作る場合は、だしに塩分が入っている可能性があるので、醤油の量を調節してください
めんつゆの保存方法

めんつゆが冷めたら、密封できる保存容器に入れてください。
冷蔵庫で保存すれば1週間近くはもつと思うので、多めに作っておくといいですよ。
注意して欲しいのは、ペットボトルで保存すること。
なぜかと言うと、間違って飲んでしまう可能性があるから!(笑)
僕も子どもの頃、料理家の祖母がなぜか麦茶のポットにめんつゆを作っていたことがあって、お風呂上がりに間違って飲んだことがあるんですよ〜。
なので家族が間違えないように、もしペットボトルで保存するなら、「めんつゆ」って書いて貼っておくなど工夫してくださいね!
薬味を切る

細ネギの根元を落として、適当な長さにカットしていきます。

普通の小口切りだと麺の絡みがあまりよくない気がするので、僕は麺のときは少し長めにカットします。

みょうがは根元の部分を少し落として、縦半分にカットします。

繊維と逆らって斜めの薄切りにします。
気になる方は一度、冷水にさらすとシャキシャキになりますよ。
そうめんのゆで方

そうめんをゆでていきます。
ゆでる量は、ひとりだいたい1束から2束(50〜100g)といわれていますが
今日はひとり1束、2人分で100gをゆでていきます。

沸騰したお湯にそうめんを入れます。
そうめんに表記されているゆで時間に従ってゆでてください。
今回のゆで時間は1分半〜2分です。
硬めが好きな方は1分半、柔らかめが好きな方は2分にするなどお好みで調整してください。

麺同士がくっつかないように菜箸で広げながらゆでていきます。

そうめんはぬめりがあるので、ゆでていくとボコボコ沸いてきて、吹きこぼれます。
吹きこぼれそうになったら鍋に水を入れて、「びっくり水」として温度の上昇を止める方法もありますが、僕はしません。

吹きこぼれそうになったら、一度火を止め、鍋の中を落ち着かせます。
すぐまた火を付け、吹きこぼれない程度の火加減に調整してゆでていきます。

ゆで上がったら、ざるにあげます。
そうめんを洗う


ざるにあげたあと、一度、水に取ります。
粗熱を取り、水の中で表面のぬめりを軽く優しく洗い落とします。
温度が高いままだと、どんどん熱が入っていってしまうためです。
※撮影現場には蛇口がないのでボウルの中で洗っていますが、本来は蛇口から水を流しながら洗ってください。

水がちょっと濁っているということは、ぬめりが取れているということです。

またざるにあげます。
そうめんを冷水で締める

ざるにあげたそうめんを氷水で締めます。
締めることでコシが出て、しこしことした食感になります。
なのでここではしっかりきっちり冷やすこと!
気の利いた盛り付け方

一口大のそうめんを指でつまみ取り、水気を切ります。



器の上で半分に畳むように盛り付けます。
これが一口サイズです。
この方法を繰り返して、1人前分盛り付けます。

一口サイズになっているので食べやすいですし、盛り付けるときに水気を切っているので、水っぽくもなりません。

そうめんの盛り付け完成!
特別感もあるそうめんの優しさ盛りですね。
薬味とめんつゆを添えていただきます。


いただきます!
お箸で取りやすいですね〜。優しい〜!

うまーい!
とにかくめんつゆがうまい!!

出汁のうまみが出て、香りも華やかですね。

めんつゆだけでおいしいのに、薬味で味変していくんだから、いくらでも食べられますね。
ひとり200gくらい食べられちゃいますよね。
みなさんも好きな薬味でそうめんを楽しんでくださいね!
暑くて食欲のない日にも食べられるそうめんは夏の定番ですね。今回ご紹介いただいた「そうめん&めんつゆ」についての調理のコツなど、気になるポイントをきじまさんに伺いました。
__きじまさんオススメのそうめんトッピングを教えてください。
きじまさん:定番の薬味をたっぷりのせたり、納豆をのせるのが好きです。でもそうめんってわりとなんでも合うので、シンプルなそうめんに、前日の残りものや常備菜をのせて一緒に食べるのもいいですよ。僕は子どもの頃はそうめんにカレーをかけていました(笑)
__今回も盛り付けがきれいでとてもおいしそうです。盛り付ける際にこだわっているポイントはありますか?
きじまさん:見た目の美しさももちろんですが、食べやすいことも大切にしています。今回は箸で一口分が持ち上げやすい点、水が切れている点ですね。そうめんはどの家庭でも定番のメニューだと思うので、みなさんのおすすめの食べ方も聞きたいですね!

きじまりゅうた
料理研究家。
祖母と母が料理研究家という家庭に育つ。
オリジナリティあふれるレシピと、わかりやすいトークを武器に、男性のリアルな視点から考えた「若い世代にもムリのない料理」の作り方を提案。現在は「NHKきじまりゅうたの小腹すいてませんか」「NHKきょうの料理」「NHKあさイチ」「CBCキユーピー3分クッキング」などのテレビ番組へのレギュラー出演をはじめ、WEB・雑誌 上でのレシピ紹介や、料理教室やイベント出演などを中心に活動している。著書も多数。youtubeチャンネル『きじまごはん』を配信中。
取材・文=ジョッキー
Information

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