魚の目利きたちが絶賛! さっぱりした上品な味わいが魅力の「大分ヒラマサ」
豊後水道の恵みを受けて成長するヒラマサ
このヒラマサの養殖が盛んなエリアが、大分県南部にある臼杵(うすき)市と佐伯市です。

豊後水道に面したリアス式海岸が広がる臼杵市と佐伯市は、昔から漁業が盛んなエリアでした。
リアス式海岸の湾内は波が静かで穏やかなため、魚の養殖場にも最適な場所です。そのため以前からブリの養殖が活発でしたが、近年有名になってきたのがヒラマサの養殖。

大分でヒラマサの養殖が始まったのは約30年前。天然の稚魚を仕入れて養殖を行っていましたが、この方法だと供給量や価格が大きく変動してしまっていたそう。そのため、親魚から採卵した卵をふ化させ、水槽内で育てる「人工種苗」という方法を新たに開発。県内でも一般的になり、質の高い養殖ヒラマサを数多く生産できるようになったそう。
ヒラマサは稚魚から大人の魚になるまで約2年かかるそうですが、養殖生産者さんたちの熱意のおかげで、おいしいヒラマサが年間通して手に入るんですね!
爽やかな香りの「かぼすヒラマサ」
さらに最近では、大分県の名産品「かぼす」を餌に加えて育てたブランド魚「かぼすヒラマサ」も評価されています。

パウダー状にしたかぼすの果肉や皮をエサに混ぜて養殖することで、かぼすに含まれるポリフェノールやビタミンC等の抗酸化作用が、身の変色を防いでくれます。さらに、脂がさっぱりとした臭みのない肉質になり、魚の身から、かぼすのような爽やかな風味が感じられるようになるそうです。
ヒラマサが持つ上品な味わいに、柑橘類の香りとしっかりとした旨みとコクが加わり、いくらでも食べられると評判です!

大分県臼杵市にある水産会社・大分みらい水産でも、かぼすヒラマサの養殖が盛んです。大分県といえば関アジ、関サバが有名ですが、かぼすヒラマサも、それに負けないようなブランドにブランド魚にするべく、大分みらい水産のみなさんは日々奮闘されているそうです。
ヒラマサのおすすめレシピ
ヒラマサは通年出荷されていますが、旬は6月~9月。さまざまな調理法で楽しめる使いやすい魚で、脂が控えめなのでさっぱりと味わえます。そんなヒラマサのおすすめのレシピをご紹介します!
ヒラマサの和風カルパッチョ

香味野菜とトマトがカラフルなカルパッチョ。ドレッシングに使われるかぼすと梅干しが味のアクセントになっています。
ヒラマサの和風カルパッチョ
材料(4人分)
ヒラマサ切り身…280g
塩…少々
みょうが…1~2本
大葉…8枚
梅干し…1個
A しょうゆ、かぼす果汁…各小さじ2
オリーブ油…大さじ2
きゅうり…1本
ミニトマト…4個
作り方
1.ヒラマサはうす切りにし、塩少々ふる。
2.きゅうりはは4cm長さのせん切りにする。
3.ミョウガ、大葉はせん切りにする。
4.梅干しは種を取り、果肉をきざんでAと合わせる。
5.器に1、2を盛り、3を散らし、4の梅ドレッシングをかける。
6.ミニトマトを薄く輪切りにしたものを飾る。
ヒラマサのサルサソースかけ

ヒラマサの切り身は、刺し身としてそのまま食べるのもいいですが、焼くのもおすすめ。サルサソースでパンチのある味つけにすれば、食が進むはずです!
ヒラマサのサルサソースかけ
材料
ヒラマサ切り身…4切れ
トマト…200g
青唐辛子またはししとう…2本
玉ねぎ…1/4個
A
・おろしにんにく…小さじ1/2~1
・オリーブ油…大さじ1
・レモン汁…1/2個分
・しょうゆ…小さじ1
・一味唐辛子、塩、こしょう…適量
B
・ナス、ししとう、ヤングコーン、パセリ…適量
作り方
1.ヒラマサは塩少々ふって、グリルで焼く。
2.トマトは湯むきして粗みじん切りにする。玉ねぎはみじん切り、青唐辛子は小口切りにする。
3.2とAを混ぜ、サルサソースを作る
4.Bの野菜は好みに切ってグリルで焼く。
5.器に1と4の焼き野菜を盛り、サルサソースをかけ、パセリを添える。
夏はさっぱりと、冬はしっかりと脂がのって一年中美味しく食べられる大分ヒラマサ。出会ったときはぜひゲットして食べてみてくださいね!
文=山上由利子
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