話題のタンミョン、もう食べた? 「どこで買えるの!?」と思ったらスーパーでも買える新商品が出たらしい【中の人に聞いてみた】
突然ですが、クイズです! 写真のこの透明な物体、なんだかわかりますか?
薄くて細長くて透明で、硬さもプラスチックみたいなのですが…
正解は…「タンミョン」という春雨なんです!!
「タンミョン」とは、韓国語で春雨を表す言葉。そのなかでも極太のタンミョンがここ数年韓国の若者の間で流行し、日本でもタンミョンを豪快に食べる動画が人気となっているんです。
SNSでも「食感もっちもち! これはハマる」「おいしすぎてリピしまくってる」とタンミョンを絶賛するコメントが続々! もちもち好きならきっと興味をそそられるはずです。
このタンミョン、これまでは中華食材専門店などに行かないと手に入りませんでしたが、なんとこの秋、丸美屋食品から「タンミョン」の新商品が発売されたというニュースをキャッチ!
でも、のりたまや麻婆豆腐の素でおなじみの丸美屋さんが、なぜタンミョンを!? 新商品の開発を担当した瀧澤佳菜子さんにその開発背景を伺いました。
きっかけは、入社1年目の新入社員!
丸美屋から8月末に発売された「タンミョン」の新商品は、タンミョンと調味ソースがセットになった、初めての人でも試しやすい鍋仕立ての商品になっています。
それにしても今回は新しいところに目をつけましたね!
「この商品、実は入社1年目の新入社員の案がきっかけなんです。2年ほど前、コロナ禍が続いて家庭での食事作りにみんなが飽き飽きしていたころ、社内では家庭の食卓でワクワクできるような商品を出せないかと模索していました。そんな時、当時入社1年目の社員が、Youtubeの動画に目をつけて案を出してくれて。社内で試食したら、今まで食べたことのないもちもちとした食感が本当においしくて驚きました! これはおもしろい、ということで商品化することになったんです(開発担当 瀧澤さん)」
新入社員の方のアイデアだったんですね!日本ではまだあまりなじみのないタンミョンを商品化するのは大変だったんじゃないですか?
「そうですね。本場のタンミョンはもっと長くて幅も広いんですが、このままだと日本では少し食べにくいかな…と思って、日本の食卓でも受け入れられやすいサイズに調整したり、いろいろ試行錯誤しました。タンミョンは現地に発注してオリジナルのものを作ってもらっているんですが、最初は発注がうまく伝わらずに想定していないサイズになってしまったりと、大変でしたね(笑)」
「韓国の若者の間では、ロゼクリームやトッポギソースであえてパスタのように食べるのが流行しているので、当初は1人用(個食)タンミョンにしようかなとも考えていました。でも社内で調査したところ、子どもや家族からの評判がいいので『家族みんなで食べたい! 楽しみたい!』という声があり、またタンミョンの調理性も考えて、調理が簡単で、家族みんなで食卓を囲める『鍋仕立て』にしようということになったんです」
なるほど、ますます試してみたくなりました!
「タンミョンの魅力はなんといっても食感。 もっちもちの食感は、多分みなさんの想像をはるかに超えてくるはずです! 言葉では表現しづらいですが、1度食べてもらえばこのおいしさがわかってもらえると思うので、ぜひ丸美屋のタンミョンでこの食感を体験してみてください」
というわけで、未知のもちもち食感を体験するべく、さっそく作ってみましたよ!
プルプルで、もっちもち! 恐れずにぐつぐつ煮込むのがコツ
今回作ってみたのは「麻婆タンミョン」。パッケージにも「も~っちもちのタンミョンがクセになる!」と書いてあります。
【材料・3~4人分】
麻婆タンミョン…1袋(タンミョン・調味ソース)
好みの具材(豚肉、にら、もやし、豆腐、にんじんなど)
袋の中に、タンミョンと調味ソースが入っているので、用意するのはお鍋の具材だけ。「鍋の具材はお好みのものをご用意ください。麻婆タンミョンには、もやし、にら、豚肉、あとは豆腐がよく合いますよ!」と教えてもらったので、今回は写真(以下)の具材を揃えました。1袋3~4人前なので、お肉も野菜もけっこうたっぷり入ります。
【作り方】
1.タンミョンを煮込む
深めのフライパンに水800ml(4カップ)、「調味ソース」を入れて混ぜ合わせ、火にかけます。沸騰したら「タンミョン」を投入。ぐつぐつと煮立たせながら中火で7分ほど煮込みます。
「タンミョンはしっかりとゆでてほしいです! ぐつぐつと煮込んだほうがもちもちの食感に仕上がるので、恐れずにしっかりと煮込んでください。途中タンミョン同士がくっつかないように時々かき混ぜるのもポイントですよ!」
2.材料を入れて煮込む
いったん火を止めて、鍋の具材を入れ、ふたをして再び中火で約5分煮込みます。
具材に火が通ったら、できあがり!!
野菜がもりもり食べられるボリューム満点の鍋に仕上がりました! フライパン1つで手軽に作れるのもいいですね。
さて肝心のタンミョンはというと…
煮汁を吸って、さらに厚みが増していました!はしで持っただけでプルンプルンの質感が伝わります。
わくわくしながら食べてみると…うん、たしかに想像をこえる食感! しっかりと噛みごたえのあるもっちもちの味わいに、もう1本、もう1本と手がとまらなくなってしまいました。よく知っている春雨と同じ原料で作られているとは思えない歯ごたえです。
子どもも「なにこれ!?」と興味津々だったので食べさせてみたところ、「もちもちしてておいしい~!」と何度もおかわり! タンミョンは年齢に関係なくもちもち好きのハートをつかむようです!
「私も商品開発中は、相当タンミョンを食べました(笑)。でもまだまだ飽きていないんですよ! タンミョン自体にくせがないので今回のような中華風の鍋はもちろん、洋風、和風といろいろなアレンジができるんです。一般的な春雨と違ってタンミョンは1~2時間経ってももちもち感が残るから、煮込み料理にも向いているんですよね」
いわれてみれば、鍋に入れっぱなしにしておいた最後の方のタンミョンも、もちもちの食感はちゃんと持続していました。というよりむしろアップしていたような…! これから秋冬にかけて鍋の季節になりますが、鍋の新しい具材としても注目ですね!!
「丸美屋の中華部門で、新しい食材に挑戦するのは久しぶりのこと。日本ではタンミョンをまだ知らない人も多いですが、社内の反応も、モニターさんの反応も、これまで出してきた商品と比べて明確に食いつきが違ったのできっとみなさんにも気に入ってもらえると思います!」
もちもち好きがこぞってハマる魅惑の食材、タンミョン。みなさんも未体験のプルもち食感を、ぜひ試してみてくださいね!
文=齋藤久美子
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Information
タンミョンシリーズ
◆「タンミョン」シリーズを使った詳しいレシピはこちら!
タンミョンレシピ
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丸美屋食品工業株式会社 お客様相談室
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