自分の腸内環境をチェックしてみて!「腸活の目指すべきゴール」

ヨーグルトを食べたり、意識的に食物繊維を摂ったりして「腸活」をしてはいるけれど、腸内環境が改善したのかどうかよくわからない...という人も多いのではないでしょうか。そこで、京都府立医科大学大学院教授の内藤先生に「腸活の目指すべきゴール」についてお聞きしました。

教えてくれたのは…
▷内藤裕二先生
京都府立医科大学大学院教授(生体免疫栄養学)。専門は、腸内細菌学や消化器病学。講演会などを通して、健康長寿になれる腸の知識を広めている。『健康の土台をつくる 腸内細菌の科学』(日経BP)など著書多数。
腸活いろいろ情報編
食事以外で気をつけたいことや、腸活成功の指標など、気になるあれこれを!
腸活には目指すべきゴールがある▶▶▶ホント
2日に1回、ソーセージ状の便がスルリと出るのが理想
腸活で腸内環境は改善したのか。それを知る手がかりは便です。便の状態は「ブリストルスケール」という基準で判断できますが、その「4」である表面がなめらかなソーセージ状の便が2日に1回出れば腸活成功。臭くなく、水に浮く便であれば、ベストの腸内環境が保たれています。

漢方の便秘薬なら体への負担はない▶▶▶そうともいえない
大腸の活動を弱める成分が入ったものも
便秘薬に頼る際、「漢方薬なら安心」と思いがち。でも、長期間使うと大腸の動きが悪くなり、かえって便秘が悪化することも。薬はあくまでも一時的な解消法。食物繊維を積極的にとる、生活リズムを整える、運動するなど、総合的な腸活で便秘改善を目指しましょう。
腸マッサージで腸が活性化する▶▶▶ホント
物理的な刺激でぜん動運動が促進

腸は物理的な刺激で動くので、おなかを軽く押すマッサージは、便秘解消に効果大。おなかを温めるのもおすすめです。ウォシュレットの刺激で排便を促す人もいますが、クセになると刺激なしで排便できなくなるおそれも。水圧を強くしすぎず、自然な排便を目指しましょう。
運動は必須。少々疲れていても水泳やマラソンを!▶▶▶ウソ
無理に運動するより日常の活動量を増やす

運動不足だと、腸内の有用菌が減るという報告が。とはいえ、疲れを押して運動すれば自律神経が乱れ、腸内環境に悪影響です。カートを使わず買い物カゴを持つ、あえて入り口から遠い場所に駐車するなどの工夫で日常生活の活動レベルを上げ、それを習慣づけましょう。
* * *
便の状態やニオイが腸内環境を知る手掛かりとなるのですね。 一度しっかりチェックしてみましょう!
イラスト/日江井 香 編集協力/及川愛子
文=徳永陽子
Information
<レタスクラブ 2025年2月号より>

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