うつ病と魚介類の摂取量は関係がある!? 青魚に含まれる成分が予防効果

心の風邪ともよばれ、現代の病として身近なものになったうつ病ですが、意外な食材がその予防に効くのをご存知ですか?
今年9月に国立がん研究センターが発表したところによれば、「青魚などの魚介類に、うつ病のリスクを低下させる効果がある」のだそうです。どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。
魚介類の摂取量が少ないとうつ病のリスクが高まる
国立がん研究センターでは、長野県に住む40歳から59歳の男女1181人を対象に、病気と魚介類の摂取量の関係性を調査。調査開始から25年後の結果を見ると、1181人のうち95人がうつ病と診断されました。
対象者を魚介類の摂取量によって4パターンにわけたところ、摂取量が1番少ない人たちに比べ、2番目に多い人たちは、うつ病の発症率が56%も低いことがわかりました。
うつ病の発症率がもっとも低かったのは摂取量が1番多いグループではなく、2番目に多いグループ。なので、とにかくたくさん食べればいいという、単純なものではないようですが、魚介類の摂取量とうつ病に関係がありそうなことがわかりました。
うつ病の予防には青魚が含む「EPA」が効果的!

魚介類がふくむ成分のうち、うつ病予防に効果があるのは、エイコサペンタエン酸(EPA)など、n-3系脂肪酸とよばれる物質です。EPAはイワシやサバなどの青魚に多くふくまれています。
ただし、調査結果にもあるように「とにかくたくさん食べる」ことが効果につながるとは限りません。国立がん研究センターによれば、1日に100グラムほど魚介類を食べると効果的とのこと。また、天ぷらや野菜炒めといっしょに食べると、その料理にふくまれる脂肪酸が、EPAのうつ予防効果を打ち消してしまうようです。
魚介類を食べていれば絶対に安全とは言えませんが、おいしい魚料理を楽しみながら、うつ病のリスクを下げられるのはうれしいですね。
【関連レシピ】さばだんご大根鍋
冷えた体を体がほっとあたためてくれる、やさしい味のお鍋です。

<材料>(2~3人分)
大根…1/4本
さばだんご
・さば…半身1枚(約250g)
・おろししょうが…1かけ分
・長ねぎの粗みじん切り…10cm分
・片栗粉…大さじ1
・みそ…小さじ2
万能ねぎの小口切り…1~5本分
だし汁…4カップ
・塩
<作り方>
1.大根は5mm角の棒状に切る。土鍋にだし汁と大根を入れて火にかけ、大根が透き通るまで煮る。
2.さばだんごを作る。さばは、スプーンで身をこそげて骨と皮を除き、包丁で細かくたたいてボウルに入れる。残りの材料を加えて、スプーンで粘りが出るまで練り混ぜる。
3.スプーンで一口大に丸めて、1の鍋にそっと落とし入れる。アクを除いて約4分、さばだんごに火が通るまで煮る。塩で調味し、万能ねぎをのせる。
4.鍋の具を食べ終わったら冷凍うどんを鍋に加え、うどんが温まったら器に盛る。好みで万能ねぎの小口切りをふっても。さばや大根のうまみが凝縮されてコクのある味に。
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