あなたもついついやってない? 毎朝の「ちりつも」習慣で40,000kcal超も摂取していることが判明

首都圏在住のアラサ―(25~34歳)、アラフォー(35~44歳)の働く女性300人を対象に「食生活実態調査」(※1)を実施。日常生活で特に意識することなく、ついついカロリーをとりすぎている食習慣、「ちりも積もれば山となる」=「ちりつも」習慣に着目しました。
その結果、「朝、カフェラテやカフェモカを飲む人」が約6割と多く、週5以上の頻度で飲んでいることが判明! さらに、朝・昼・夜にも甘いものをとりがちな傾向にあるようです。また、調査対象者全体の約9割が、何かしらの「ちりつも」習慣を行なっていることが明らかになりました。
“ちりつも女子”の食習慣をカロリー計算してみると…

仕事の日の朝・昼・夜別についやってしまう行動を1年間分のカロリーに変換してみました。(※2) その結果、1年間の総ちりつもカロリーは140,244kcalに。まさに「ちりも積もれば山となる」で、消費するには相当な運動量が必要になります。こうなる前に、少しずつ「ちりつも」対策しておいたほうがよさそうです。
●朝:カフェラテ(94kcal)を飲みながら、クッキー1枚(52kcal)とチョコひとかけ(22kcal)を週5日間続けた場合、1年間で、43,680kcal!
消費するには……1日1時間のウォーキングで消費しようとすると、277日必要。総歩行距離にすると、東京から鹿児島を越えて、沖縄(1553.6km)の手前まで歩くことに。
●昼:仕事の合間に週5回、カフェモカ(121kcal)を飲みながら、クッキー1枚(52kcal)とチョコひとかけ(22kcal)を食べ、週1回はお土産のどらやき1個(236kcal)を食べた場合、1年間で、62,972kcal!
消費するには……60分の自転車通勤で消費しようとすると、177日必要。自転車の速度が15kmとして、移動する距離は2,655kmとなり、北海道から沖縄(2243.8km)よりも、さらに遠くまで走ることに。
●夜:ご褒美にチョコレートケーキ1個(390kcal)、残業のお供にカフェラテ(94kcal)とチョコひとかけ(22kcal)、夕食後に缶ビール1本(140kcal)をそれぞれ週1回とったとすると、1年間で33,592kcal!
消費するには……ピラティスで消費しようとすると、60分間のレッスンが213回必要。
要チェック! 5つの「ちりつも」タイプとその対策

今度は「ちりつも」してしまうシチュエーション別に“ちりつも女子”の行動パターンを分類してみたところ、ランキングは以下のとおり。働く女性の半数以上がストレスのせいでつい食べてしまうことが分かりました。あなたはどのタイプに当てはまりますか?
●第1位 ストレスちりつも……54.7%
「自分へのごほうびとして」「つらい現実から逃避するとき」など、日々頑張っているストレスで食べてしまうタイプ。
【対策】ストレスがかかるとビタミンCが不足するので、甘いものを食べたいと思ったらフルーツの方がベター。
●第2位 イベントちりつも……48.0%
「せっかく旅に来たのだからご当地のものを」「今日は○○の日だから」など、イベントをめいっぱい楽しみたいと羽目をはずすタイプ。
【対策】色の濃い野菜、タンパク質をとり、パスタやご飯などの炭水化物は最後に。お酒を飲むと血糖値が下がり、食欲が増して食べ過ぎや太る原因になるので、ゆっくり会話を楽しみながら食事をしましょう。
●第3位 シーズンちりつも……47.0%
「冬は甘くてあったかいものがほしい」「冬の味覚最高!」など、その季節ならではの食事を満喫してしまうタイプ。
【対策】冬の食べ物でおすすめなのは鍋。野菜もタンパク質もとれて食べたときの満足感がアップします。気温が下がる分、冬の方が実はやせやすい季節なので、できるだけ動いて、活動量を減らさないようにしましょう。
●流されちりつも……46.0%
「実家に帰ると好きなものをたくさん作ってくれる」「ランチメニューでデザートがついたお得なセットを頼んでしまう」など、周囲の誘惑に流されるタイプ。
【対策】周りの人に「ダイエット中」と公言しておくといいかも。ただ、人付き合いもあるので、その場合はできるだけその後の食事でリセットするように心がけて。毎日体重を測るのも、自分への戒めになるので◎。
●言い訳ちりつも……38.0%
「賞味期限が切れそうだから」「スポーツしてたくさん汗をかいたからいいよね」など、自分に言い訳をするタイプ。
【対策】買い置きをやめ、食べる量だけ買うようにする。階段を使う、一駅歩く、など日常生活でこまめに動き、できる範囲で続けることが大切です。早歩きしたり、姿勢を良くするだけでも違います。
「ちりつも」習慣脱却へのアドバイス

ついやってしまいがちな「ちりつも」習慣とその対策をご紹介してきましたが、管理栄養士の岡田明子さんから食習慣についてのアドバイスをいただきました。
●「疲れたら甘いもの」は間違い! 自分では気づかない無意識の食習慣
一日を通して糖分、特に甘いものをとりがちなようですが、疲れたときは甘いものをとる、というのは実は逆効果になる場合もあります。急激に血糖値が上がるため疲れやすくなってしまいます。
「シュガーホリック」といって、甘いものを食べると、また甘いものを食べたくなり、結果だるくなる……という悪循環も。とはいえ、甘いものを食べるとエンドルフィンという幸福感を高めるホルモンが分泌されるといわれています。我慢しすぎもよくないので、週に1回ご褒美の日をつくるなど、メリハリをつけてとるように意識するとよいと思います。
本来、間食は「補食」といって、食事を補うもの、と考えるべきです。女性はタンパク質や亜鉛、鉄、カルシウムが不足しがちなので、ナッツやヨーグルトがおすすめです。
ストレス発散やその場の流れでつまんでしまいがちな甘いもの。毎日の食習慣を今一度意識して少しずつ見直していきたいものですね。
※1:<調査概要>実施期間:2017年10月21日(土)~10月22日(日)。調査手法:インターネット調査。調査対象:東京、埼玉、神奈川、千葉在住の25~44歳の働く女性300人(25~34歳…150人/35~44歳…150人)。株式会社ファンケル調べ。
※2:体重50kgの女性の場合。食品の摂取カロリー/管理栄養士の岡田明子さんより提示、消費カロリー/「Keisan」、都市間の直線距離/国土交通省「国土地理院」都道府県庁間の距離を参照して算出。
Information
岡田 明子(おかだ あきこ)さん
延べ1万人以上のダイエットサポート実績のある管理栄養士。自身の13kgのダイエット成功経験と管理栄養士の経歴を生かし、「食べてキレイにやせる」ダイエットメソッドを確立。ダイエットや妊活、健康関連のレシピ提案や商品開発、生活習慣病予防に関する講演や執筆活動など、予防医療分野で幅広く活動中。テレビなどメディア出演も多数。
【関連サイト】
《ファンケル》カロリミット スペシャルサイト
高精度計算サイト「Keisan」
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