外食は値上げ、スーパーは値下げ。両者の違いはどうして生まれたの?

#食   
食材が安く買えるのはうれしいけれど…。


先日、ビール大手4社が来春に業務用のビール類を値上げすることが発表され、大きな話題を呼びました。こういった原材料費や人件費の高騰で、居酒屋やレストランなど外食チェーンでは、メニュー値上げに踏み切る動きが広がっています。一方、大手スーパーでは値下げが相次いでいるそうです。

デフレ傾向にあったほんの数年前まで、飲食、中でも外食チェーン店は競うように値段を下げていましたが、ここに来て両者の価格戦略に違いが出てきたということですね。

 

スーパーやコンビニが値下げをしやすい理由


総務省が発表した9月の全国消費者物価指数は、前年より0.7%上昇していました。2017年になってからは、前年と比べて連続で上昇し続けています。そのような状況の中、なぜスーパーやコンビニは価格を下げられるのでしょうか?

その理由の1つが、大量購入・大量販売です。大手スーパーは多くの店舗数を持つので、1つの商品をたくさん買っても、余らせずに売り切れます。これは、売る側にとっても1回の取引で済み、コストが下げやすくなるのです。それ以外にも、運送や倉庫での管理、パッケージなど、何をするにしても、まとめてできるほうがコストを下げやすいのです。

また、大手スーパーやコンビニは、自社で開発した商品を売る「プライベートブランド」を持っています。メーカーから仕入れるものと違って、厄介な交渉をしなくても、自分たちが得る利益を減らすだけで値下げができるのです。

 

安くなるのはいいことばかりとは限らない?


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ネット上では「同じものなら安く買えればラッキー」「家で食べるのが正解」など、スーパーやコンビニの値下げを喜ぶ声があがっています。その一方で、「値段が下がったが、それ以上に中身が減ったのでは?」「スーパーが値上げしないと、いつまでもデフレのまま」という、値下げに懐疑的な意見も見られます。

人件費や物価が上がれば、おのずと給料も上がるはずなので、悪いことばかりではありません。逆に値下げが続くと、従業員に支払われる給料も変わらず、いつまでも景気は回復しません。また、最近話題になった「もやしの値上げ」のように、原材料が上がったのを価格に反映できないと、生産者が疲弊して、ついには生産を続けられなくなる事態にもなりかねません。

私たち消費者としては、ある程度の値上げは受け入れながらも、安価な食品を上手に活用しながら、やりくりしていきたいですね!

 

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<材料>(2人分)

餃子のあん

・合いびき肉…120g

・おろしにんにく、おろししょうが…各小さじ1/3

・酒…小さじ2

・オイスターソース、ごま油…各小さじ1

・塩、こしょう…各少々

もやし…1/2袋(約100g)

餃子の皮…16枚

・ごま油

<下ごしらえ>

1.ボウルに餃子のあんの材料を合わせ入れ、もやしも加え、よく練り混ぜる。

ボウルにあんの材料ともやしを入れ、もやしを手でパキパキと折るようにして練り混ぜる。

2.餃子の皮1枚に1の1/16量をのせ、皮の縁に水を少量ぬって包んで閉じる。残りも同様に作る。

3.フライパンにごま油小さじ2を熱し、2を並べ入れて強火で焼く。焼き色がついたら餃子の1/3くらいの高さまで水を注ぎ、ふたをして3~5分蒸し焼きにする。水けがほとんどなくなったらふたを取り、水分をとばしてパリッと焼き上げる。

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