肩こり・腰痛改善は「蒸気」で心地よく温めよう!
寒くなるとつら~い肩こりや腰痛。「さよならしたいなら、血行をよくことが早道です」と医学博士の福田千晶先生。血行不良をケアすれば、体はどんどんラクになるそう。特に「蒸気」で温めるのがおすすめです。
蒸気で心地よく温め
●蒸気で温めれば、広く、深く熱が伝わる
ただ温めるだけでなく、蒸気で温めることによるメリットがあります。あまり高温でなくても、体の温めている部位よりさらに広い部分、深い部分にまで熱が伝わるということが分かっています。
そのため、皮下脂肪より深部にある筋肉と、さらに筋肉の中を走る血管・血液まで温められます。
●POINT1. 湯気で温め
顔を洗う前に、洗面器などにお湯を入れ、その湯気を顔や頭、首、耳などに当てましょう。蒸気を当てて温めることで、血管が緩み、こった部分がほぐれます。
お風呂に入ったとき、蒸気を体に当てるのもよいですし、入る時間がなくても、シャワーのお湯を床に当て、蒸気で体を温めるのもよい方法です。
●POINT2. 温熱シートで温め
温熱シートの中でも、蒸気の出るタイプがおすすめです。心地よい蒸気の温熱が患部を深く温めて血行を促進。こりや痛みをほぐしてくれます。
めぐりズム蒸気の温熱シート 肌に直接貼るタイプ 8枚入り 762円(編集部調べ):一般医療機器/花王
●POINT3. ドライヤーで温め
髪を洗ったあとは、タオルで充分に水けを取ったらすぐに髪を乾かしましょう。頭部の冷えは血行不良につながります。そして髪がぬれている状態でドライヤーの風を当てることが、自然に蒸気を発生させることになります。
指先で頭部をマッサージすれば、プラス蒸気の効果で血行がさらにアップします。
血行不良は心地よく温めることがポイント。これで、この冬は肩こりや腰痛に悩まされずにすみますね。
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医学博士、健康科学アドバイザーとして、執筆、講演、テレビ、ラジオ出演等で活躍。
イラスト=カトウミナエ 編集協力=栃木さおり
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