「ウコン」市場が急拡大中! がん抑制やロコモ対策にも効果が期待される

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よくお酒を飲む人は、お世話になっているかもしれません。


アルコールや二日酔いに効果アリ!と、大人気なのがウコンです。ハウスウェルネスフーズの「ウコンの力」が、累計販売本が10億本を超えるなど、その人気はすさまじいものがあります。

とくにアルコールに効果があるイメージの強いウコンですが、じつはロコモティブシンドローム(運動器症候群、通称ロコモ)対策や抗がん剤としての効果も期待されています。そんな注目のウコンをとり巻く現状について、見ていきましょう。

 

市場規模は驚きの350億円!


ウコンは、アルコールや二日酔いなどの、肝機能対策の代表格として一大市場を形成しています。サントリー食品インターナショナル、日本コカ・コーラ、ゼリア新薬など、大手各社がつぎつぎと市場に参入。さらに、製造業や商社などの流通経路の拡大により、市場規模は350億円にまでふくらんでいます。

そのうえ、今後はロコモ対策、抗がん剤などの分野でも、市場拡大が進むと見られているのです。企業の中には、「肝臓・血管・筋肉」の3つのカテゴリーで機能性表示の届出を済ませたところもあります。

【写真を見る】サントリー 「超ウコン」


 

クルクミンの効果はこんなに凄い!


そんなウコンですが、じつは1つの植物を指すのではなく、さまざまな種類があることをご存知でしたか? もっとも有名な種類の違いは、春に咲く「春ウコン」と、秋に咲く「秋ウコン」です。秋ウコンにはクルクミンが豊富に含まれており、消化吸収を助けてアルコールなどを分解・解毒するのに効果があると言われています。お酒を飲む人に秋ウコンが勧められるのは、こういう理由があるからなのです。

ちなみに、このクルクミンは、以前から「体内に吸収されにくい欠点がある」と言われてきました。しかし、最近では吸収率が上がるように加工をされたクルクミンも開発されています。

 

期待が高まるからこそ、こんな騒動も


さて、こんなにも素晴らしいウコンなのですが、2017年の1月末に「ウコンに薬効はないとする論文が発表された」とネットニュースに掲載されて、大いに話題となりました。結論から言うと、論文にはそのようなことは書いておらず、ニュースサイト側の誤報でした。それでも、大騒ぎになったのは、それだけウコンが世間に浸透し、注目されているという証なのかもしれません。

ウコンは臨床試験や動物実験などが繰り返され、多くの効能が報告されています。そして、研究開発も進められているので、先ほどのクルクミンのように、これまで効果が薄いとされていた欠点が、解消されることもあります。極端な情報に振り回され、必要以上に効能を信じたり、逆に疑ったりすることのないように、つねに新しい情報を仕入れていきたいですね。そして、いつの日か全容が解明されるのを、楽しみに待ちましょう。

 

【関連レシピ】とりむね肉とカリフラワーのカレークリーム煮


カレーの香りが食欲をそそるあったかレシピです。

とりむね肉とカリフラワーのカレークリーム煮


<材料>(2人分)

とりむね肉…1枚

牛乳…1カップ

カリフラワー…1個

玉ねぎ…1/2個

パセリのみじん切り…少々

固形スープの素…1個

・塩、粗びき黒こしょう、小麦粉、バター、カレー粉

<作り方>

1.とり肉は1~2cm厚さのそぎ切りにし、塩、こしょう各少々をふり、小麦粉を薄くまぶす。カリフラワーは小房に分ける。玉ねぎは1cm幅のくし形切りにする。そぎ切りにしたとり肉に小麦粉を薄くまぶしてからスープに加えると、プリッとしてやわらかく仕上がる。

2.鍋にバター20gを溶かし、玉ねぎとカレー粉大さじ1を入れて炒める。油がなじんだら、水1 1/2~2カップを加えて煮立て、とり肉を加えて1~2分煮る。スープの素、カリフラワーを加えて、時々混ぜながら弱火で約5分煮る。

3.2に牛乳を加えて混ぜ、煮立つ直前に塩少々で調味し、器に盛って、こしょう少々をふり、パセリを散らす。

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