初夏が旬! そらまめのおいしい豆知識
人気の絵本シリーズでも、主役の「そらまめ」。出荷は4月から5月頃が最盛期で、7月頃までが旬となります。
実は、収穫の時期によって、そらまめの食感や性質が変わるのです。収穫時期の早いそらまめは、糖分や水分の多いみずみずしい豆。サヤの表面は、鮮やかな緑色をしています。サヤの中の豆を見ると、豆の爪の部分である「お歯黒」の色は薄めです。時期の終わりに近づくと、サヤは色あせて茶色っぽくなり、豆の「お歯黒」は酸化のため黒くなります。発芽のために糖分がデンプンに変わり、ジャガイモのようなホクホクした食感に変化しています。
そらまめには、長い歴史が隠れている!
サヤが空を仰ぐように伸びることから、この名前の付いたそらまめですが、長い歴史を持っています。なんと、紀元前5000年頃のスイスの遺跡から種子が発見されていて、エジプトのピラミッドやトロイの遺跡などでもそら豆の化石が見つかっているのです。約2000年前には中国へ伝わり、8世紀に日本へ渡来したと考えられています。明治時代に入ると品種が増加して、消費も増えていきました。
そらまめには、栄養がたっぷり隠れている!
長い間、人々に食されてきたそらまめには、豊富な栄養があります。整腸作用のある不溶性食物繊維が多く入っていて、高血圧予防に効くカリウム、貧血予防が期待できる葉酸と鉄などが含まれているのです。
特に注目されている成分はレシチンで、血液中のコレステロールを減らすだけでなく、脳の活性化に役立つ性質を持っているとされています。他にもビタミン類も含んでいて、疲労回復の効果などもあります。
ずっと昔から人々が「そらまめ」をそばに置き、育て、食してきたのは、大空を仰いで育ち、美と健康を助ける大きなパワーを秘めているからこそなのかもしれませんね。
【関連レシピ】あなごとそらまめの混ぜご飯
【材料】(2人分)
ご飯…1合分、あなご(開いたもの)…2尾、そら豆(塩湯でしたもの)…20個、みょうが…1個、青じそ…3枚
・しょうゆ、みりん
【作り方】
1.ボウルにしょうゆ、みりん各大さじ3を合わせ、あなごを10分ほど漬ける。グリルであなごを焼く。途中漬け汁を塗りながら両面をこんがりと焼き、細かく刻む。
2.みょうがは薄切りに、青じそはせん切りにして水にさらし、水けをよくふき取る。
3.炊きたてのご飯にあなごを混ぜて1~2分蒸らし、そら豆、みょうがを加えて軽く混ぜ、器に盛って青じそを散らす。
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