白米と一緒に炊くのはNG? お米マイスターが教える玄米の美味しい炊き方

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正しい炊き方で玄米をもっと美味しく


健康や美容に効果的と注目されている玄米ですが、香りや食感が白米よりも美味しくないと感じている人も多い様子。しかし正しい炊き方を覚えれば、味も香りも白米に劣らない美味しさに炊き上がります。今回は、“お米マイスター”による正しい玄米の炊き方をご紹介します。

玄米の正しい炊き方


6月25日放送の「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)に、“お米マイスター”の西島豊造さんが登場。白米よりもビタミンB1や食物繊維が豊富な、玄米の美味しい炊き方について教えてくれました。

そもそも玄米とは、白米に精米される手前のぬかに覆われたお米。見た目だけでなく味や食感も白米とはかなり異なり、玄米と白米を混ぜて炊くという人が多いようです。しかし、西島さん曰くその食べ方は間違い。吸水時間や火の入れ方が異なるので、一緒に炊くと玄米だけが半煮えの状態ででき上がってしまいます。

玄米を美味しく炊くために、まずはミネラルウォーターで軽くすすいでからざるにあけます。玄米をざるにこすりつけるように研ぎ、水の濁りがなくなるまで2、3回繰り返しましょう。玄米独特の気になる香りは、この水の濁りが原因。酸化した外側のぬかが水にながれ、美味しい部分だけが残りますよ。

炊飯器には白米モードと玄米モードがあるので、必ず玄米モードでスイッチオン。玄米モードにはあらかじめ吸水時間も設けられているので、水を吸わせる時間は必要ありません。入れる水の量も白米とは違うので、釜の内側の表示を要チェック。実際にこの方法を試した人からは、「甘みもあっておいしく炊けた」「白米と混ぜてた時より断然もちもち!」「玄米がこんなに美味しいなんて知らなかった」と好評の声が上がりました。

スタンダードな和食「ひじき納豆丼」


玄米が美味しく炊けたら、次は玄米の味を生かしたメニューに挑戦してみては? ここからは、玄米をさらにおいしくするレシピをご紹介します。

まずはひじきと納豆を使った「ひじき納豆丼」。水で戻したひじきの水けをよく切って、小鍋にだし汁、しょうゆ、みりん、ひじきを入れて5分ほど煮込みましょう。納豆には添付のたれとごま油少々を加え、煮込んだひじきといりごまを合わせてよく混ぜます。玄米を器に盛り、ひじき納豆をかけて青じそを乗せたら完成。野菜たっぷりの味噌汁と一緒に食べるのがおススメですよ。

【関連レシピ】ひじき納豆丼


「干しまいたけの玄米リゾット」で洋食風に


続いては、「干しまいたけの玄米リゾット」の作り方。鍋に干しまいたけ、昆布、水3カップを入れて中火にかけ、沸騰したら昆布を取り出し15分煮込みます。だしが取れたら玄米ご飯を加えて、全体をほぐしながら弱火で加熱。味噌大さじ1、コリアンダー、クミン、クローブ、カルダモンパウダーなどのスパイス類と塩、こしょうを足して味をととのえたら、豆乳を回し入れて火を止めてください。器に盛ってベビーリーフを乗せたら、オリーブオイルを回しかけてでき上がり。食べやすくておなかにやさしいリゾットです。

【写真】干しまいたけの玄米リゾット


玄米は白米と同じように調理できるので、炊き込みご飯やチャーハンにしてもOK。アレンジメニューをレパートリーに加えて、積極的に玄米を食べてみては?

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関連レシピ:詳しい作り方はこちらをどうぞ
ひじき納豆丼
干しまいたけの玄米リゾット


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