「冷凍」の達人に教わる冷凍保存のQ&A◆みんなの冷凍作りおき【連載】(2)
肉や魚は下味をつけてから冷凍すれば、凍ったまま焼いたり、炒めたり、電子レンジで加熱するだけで、あっという間にメインが完成!包丁・まな板を使わずに済むので、あと片づけがラクなのもうれしいところです。冷凍作りおきをマスターすれば、時短できる、ラクできる、出来立てを食べられる、節約できる!忙しい毎日に、「冷凍作りおき」があるだけで心強い!冷凍の達人が教えてくれる、冷凍作りおきレシピ&アイデアが詰まった「みんなの冷凍作りおき 時短・ラクできるごはん作りのアイデア」より、全10回連載でご紹介します。日々のごはん作りがラクになる、レッスン2回目です。
「冷凍」の達人に教わる冷凍保存のQ&A
教えてくれた人◆池上正子先生
料理研究家。手間をかけない冷凍のアイデア料理が得意。著書に『冷凍するだけつくりおき』(Gakken)、『ラクラク、おいしい! 下味冷凍ワザあり便利帳』(永岡書店)など。ブログ「で、なに食べる??」主宰。
Q.保存期間はどれくらい?
A.約1ヵ月が目安。長い間冷凍保存すると、「冷凍焼け」により味が落ちてきます。
1ヵ月くらいで消費するのが目安。
古いものから順に使えるように、袋に日づけを書いておきましょう。
Q.魚を冷凍するときのコツは?
A.下処理してから冷凍。
1尾で冷凍する場合は、内臓や頭などを取り除いてから冷凍するのがコツ。
スーパーの魚売り場で無料で下処理してくれます。
Q.解凍したらいっぺんに使わないとダメ?
A.再冷凍はNGです。
再冷凍すると、鮮度、食感、味などが劣化するのでおすすめできません。
1回分を小分け冷凍するか、カットできるように薄くのばしてから冷凍して。
Q.冷凍できる意外な食材は?
A.こんな食材も冷凍できます。
・じゃがいも…生のままか、マッシュ状のコロッケやポテトサラダにするとおいしく冷凍できます。
・豆腐…パックごと冷凍し、お湯につけて解凍。しっかり水切りができるので豆腐ハンバーグなどに。
・もやし…袋のまま冷凍。シャキッとした食感はなくなりますが、ナムルやみそ汁に。
・貝類…砂抜きした貝は水気をよくふき取り冷凍OK。凍ったままみそ汁や酒蒸しに。
Q.下味冷凍した肉がかたまりにならないコツは?
A.保存袋を2つ折りにして。
袋内の空気を抜き、中身を薄く平らにのばします。
指で袋の真ん中にみぞをつけて、2つ折りにすると、凍ったままパキッと割れて分けて使えます。
Q.生のまま冷凍不向きな野菜は?
A.ほうれん草や生食する葉物野菜は不向きです。
ほうれん草などアクが強くて下ゆでが必要な野菜は、生のままでの冷凍は不向き。
レタスなども冷凍すると、生食のようなパリッとした食感は失われます。
著=みんなの冷凍作りおき編集部
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