「冷凍」の達人に教わる解凍・調理の仕方◆みんなの冷凍作りおき【連載】(5)
●「冷凍」の達人に教わる解凍・調理の仕方

教えてくれた人◆池上正子先生
料理研究家。手間をかけない冷凍のアイデア料理が得意。著書に『冷凍するだけつくりおき』(Gakken)、『ラクラク、おいしい! 下味冷凍ワザあり便利帳』(永岡書店)など。ブログ「で、なに食べる??」主宰。
食感を損なわず、旨味を逃さないためには、調理しながら解凍するのがキホン。
解凍時に出るドリップも最小限に抑えられます。
◆凍ったまま調理◆
◎フライパンで蒸し焼き
油をひいたフライパンに、凍ったまま材料と分量の水を入れます。
油がはねるので必ずふたをしてから火をつけ、蒸し焼きに。
少し溶けたら箸でほぐし、再度ふたをします。

◎汁物に投入
鍋でだし汁またはスープに凍ったまま材料を入れ、火を通します。

◎レンジで蒸し煮
耐熱容器に凍ったまま材料をのせ、大さじ1~2の水をふりかけ、ラップをふんわりとかけてレンジで加熱。
加熱が足りない場合は、1~2分ずつ加熱時間をたします。

◎油で揚げる
衣があるものは凍ったまま揚げることが可能。
揚げ油を中温(170℃)に熱して、揚げます。
表面を焦がさず中まで火が通るようにじっくり揚げます。

◆レンジで解凍◆
◎厚切り野菜は先に“レンチン”
おでんに入れる大根など、火を通すのに少し時間がかかるものは、電子レンジで半解凍してから煮ると調理時間が短縮。

◎肉は半解凍で時短調理
厚みのある肉は電子レンジで半解凍してからフライパンで炒めると、菜箸でほぐしやすくなります。

◎ハンバーグや厚切り肉は表面を焼いてからレンジへ
フライパンで凍ったまま蒸し焼きにするのがベストですが、時短調理したい場合は、油をひいたフライパンに入れ、表面に焦げ目をつけてから、電子レンジで中まで加熱してもOK。
表面を焼くことで肉汁が流れ出にくくなります。

◆冷蔵解凍・自然解凍◆
◎揚げ物用の下味冷凍は冷蔵解凍か自然解凍する
鶏のから揚げやさばの竜田揚げなど用に下味をつけた肉や魚は、凍ったままや半解凍で衣をつけることはできません。
冷蔵解凍や自然解凍で完全に解凍後、キッチンペーパーで水分をふき取り、衣をつけてから揚げます。

著=みんなの冷凍作りおき編集部
Information
みんなの冷凍作りおき 時短・ラクできるごはん作りのアイデア
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