家事できなくても死なない 「家事なんて適当でいい!」(2)【連載】

#くらし   

子育てに悩むすべてのママへー家事出来なくても死なない!

無理をしない、肩の力を抜いた家事や育児の情報を発信し、ママたちの支持を集めるインスタグラマー・ボンベイさん初の著書『家事なんて適当でいい!』。

本書は、ボンベイさんが自身の経験で培った“育児をうまくまわすための割り切り方”を教えてくれます。育児がつらいと感じているママへ向けた、「上手に手を抜く家事の方法・考え方」をご紹介。今回は連載第2回です。

【画像】4刷り!大反響の「家事なんて適当でいい!」


最重要ミッションは「死なせない」だから、命を守ることより優先度の低いものはバンバン捨てて必要最低限でOK。だって、

家事できなくても死なない


極限状態でも「死なせない」育児のための緊急時家事3か条


親も子も潰れそうになるときがあります。

虐待の事件が他人事に感じられないときがあります。

そんなとき、すべてをやろうと無理をして潰れてしまっては意味がない。

そこまで追いつめられている私を、あなたを、誰も責めることはできません。

最悪な事態になる前に、命を守ることより優先度の低いものをバンバン捨ててしまいましょう。


「死なせない」を最重要ミッションとして取り組んでいる私の育児は、「もっとも効率的で無駄のない育児」が大前提。

そこから導き出したのは、最低限の食事、洗濯、赤ちゃんの清潔さだけ保てればOKという、必要最低限の緊急時家事3か条です。

第1条 : 離乳食は全食ベビーフードでOK!宅配、レトルト、冷凍食品もフル活用


赤ちゃんの離乳食は、日本の厳しい基準をクリアした安心して食べさせられるベビーフードでOK。ただでさえ、心身ともに弱りきっているときに、せっかく作った離乳食をなかなか食べてくれないと本当に悲しくなりませんか?

思いきりベーッと吐き出されたり、皿ごと投げられたりしたら泣きたくなります。

そんなとき、ベビーフードなら慣れない離乳食を作る作業をカットできるばかりか、手をかけない分、無駄に作り手の心を傷つけることなく、「あ、今日は食べられないのね」とあきらめがつきます。

さらに、小児科医の工藤紀子さんによると【市販の離乳食は栄養面・味覚面・安全面でもすぐれているので、全食「買う離乳食」でOKです。】(『小児科医のママが教える 離乳食は作らなくてもいいんです。』(工藤紀子 著、時事通信社))とのことなので安心です。

食材宅配サービスは、すぐに食べられるお弁当も、カットされた食材をフライパンで炒めるだけのパターンもあります。留守にしても、玄関先に食材を置いていってくれます。

特に、つわり中や頻回授乳で「もう一歩も歩けない……」というときには本当に助かりました。

買い物に行く手間も、献立を考える時間も節約できます。

ちなみに私は『ヨシケイ』というサービスを使っていました。

ただし、すべての食事を切り替えるのは勇気もお金も必要です。

そこで私の場合、主食のごはんと離乳食のおかゆだけは作って、おかずをレトルトやベビーフードに頼っていました。

こうして少しずつ、段階的に試していく方法もおすすめです。

第2条 : 洗濯は、洗濯乾燥機の一択


洗濯に関してはこれ一択です。これ以外の解決法が私には思いつきませんでした。

というのも……洗濯って、すごく時間を拘束される家事だって気付いてしまったから。

汚れた洗濯物を入れて洗剤をセット(5分)→洗い・すすぎ・脱水(40分)→脱水後の洗濯物を取り出し、干し場まで移動して干す(15分)

洗濯開始から、干すまで1時間も拘束されるわけです。その間に外出することも、脱水の終わった洗濯物を放置することもできないので、おちおち寝てもいられません。

これが洗濯乾燥機なら、汚れた洗濯物を入れて洗剤をセット(5分)すれば、もうそのまま寝ちゃってOK。起きた頃には清潔でふわふわになっています。

拘束時間が「1時間」から「5分」です。

特に授乳期は3分でもいいから、とにかく睡眠時間が惜しいとき。産後1〜2か月はもっとも洗濯乾燥機の存在に感謝する時期となりました。妊娠期のうちに買っておいて本当によかった……。

とはいえ、すぐに購入できない場合、洗濯物は干さずに床に広げて扇風機やヒーターをあてて乾かす、という手もあります。

これは、雪の多い地域で暮らす義母が「外に干せないから」という理由で行っていた方法です。

はじめは驚きましたが、「緊急時だし、これもアリだな」と思いました。

もちろん、畳む必要もありません。

第3条 : 赤ちゃんの入浴は2日に1回


自分がしんどいときに、無理して赤ちゃんを毎日入浴させるのはやめました。

汗をかいたら、身体を濡れたタオルやおしりふきなどで拭いてあげて、服を着替えさせてあげれば清潔は保たれます。

お風呂に入れない入院中や発熱時と同じだと思えば、罪悪感もなし。

このくらいのこと、全然手抜きのうちに入らない。

うちの子、めっちゃ元気に走り回って、笑いころげて、元気に育ってます。

「『死なせない育児』っていうのは子はもちろん、親の心と身体も死なせないという意味を込めています」とボンベイさん


汚したって、散らかしたって、気にしない。遊ぶときにはできるだけ一緒に楽しむ。

著=ボンベイ/「家事なんて適当でいい!」(KADOKAWA)

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「育児中、ママは常にギリギリのラインに立っていて、
もしかしたら、毎日のようにニュースを賑わす虐待だって他人事じゃない!」

日々の育児でそう感じた著書のボンベイさんが掲げた最重要ミッションは「死なせない」こと。
試行錯誤しながら実践してきた、その暮らしと子育ての工夫・考え方は、自分と家族、みんなを笑顔にしていきました。

子どもとの暮らしが楽に、そして楽しくなる! 工夫がいっぱいの一冊です。

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