[テンモリ]

煮ものに天盛りを添える
日本料理の盛りつけの一つで、季節のものや彩りとなるもの、味わいを引き立てるものを添えること。季節感や彩りを出すときには、ゆず、しらがねぎ、針しょうが、ねぎ類の小口切り、木の芽などを、味わいを引き立てるには、練りがらし、おろししょうが、刻みのり、赤とうがらしの小口切りなどを添える。全体にパラパラとは散らさず、盛りつけた料理のいちばん上にまとめてのせることから、天盛りという。天盛りを添えることは、この料理にはまだ誰も手をつけていない印となり、客に対するもてなしの意味合いもある。